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西の魔女が死んだ (新潮文庫)
 
 

西の魔女が死んだ (新潮文庫) [文庫]

梨木 香歩
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (274件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

「西の魔女」とは、中学生の少女・まいの祖母のこと。学校へ行けないまいは、田舎の祖母のところで生活することに。まいは、祖母の家系が魔女の血筋だと聞く。祖母のいう魔女とは、代々草木についての知識を受け継ぎ、物事の先を見通す不思議な能力を持つ人だと知る。まいは自分も魔女になりたいと願い、「魔女修行」を始める。この「魔女修行」とは、意志の力を強くし、何事も自分で決めること。そのための第一歩は規則正しい生活をするといった地味なものだった。野苺を摘んでジャムをつくったり、ハーブで草木の虫を除いたりと、身近な自然を感じながらの心地よい生活が始まる。次第にまいの心は癒されていく。魔女はいう。「自分が楽に生きられる場所を求めたからといって、後ろめたく思う必要はありませんよ。サボテンは水の中に生える必要はないし、蓮の花は空中では咲かない。シロクマがハワイより北極で生きるほうを選んだからといって、だれがシロクマを責めますか」そしてまいは、この「西の魔女」から決定的なメッセージをうけとるのだった……。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

中学に進んでまもなく、どうしても学校へ足が向かなくなった少女まいは、季節が初夏へと移り変るひと月あまりを、西の魔女のもとで過した。西の魔女ことママのママ、つまり大好きなおばあちゃんから、まいは魔女の手ほどきを受けるのだが、魔女修行の肝心かなめは、何でも自分で決める、ということだった。喜びも希望も、もちろん幸せも…。その後のまいの物語「渡りの一日」併録。

登録情報

  • 文庫: 226ページ
  • 出版社: 新潮社 (2001/07)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101253323
  • ISBN-13: 978-4101253329
  • 発売日: 2001/07
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (274件のカスタマーレビュー)
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154 人中、144人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 久々に胸打たれた素晴らしい本です, 2007/10/9
By 
Blue Sky (神奈川県横浜市) - レビューをすべて見る
シャーリー・マックレーンの娘さんが西の魔女を演じるとの
大きな特集を読売新聞で読み、この本を読んでみることにしました。

児童書でもあるようですが、40台半ばにさしかかった私には、
主人公の中学生の気持ちも、その母親の気持ちも、そして
主人公の祖母の気持ちも、どれもが手に取るように理解できました。

読みやすく、描写も文体も美しいです。 「おばあちゃん」の
一言一言がものすごく大切なことをさらっ、と言っているので、
何度も読み返してしまいました。

テーマはとても奥深く、スピリチュアルで、人がなぜ生まれて
なぜ苦労をしながらも生きていくのか、本質をついていました。

読みながらも目頭が熱くなりましたが、読み終えた後は、自分でも
理解できないぐらいわんわん泣いてしまいました。

心の豊かさがどのようにして育まれるのか、経済的に余裕がなくても、
母親として子供にしてあげられることの中で、何が一番大切なのか、
あらためて確信した次第です。

物を沢山持つことが、文化ではないことがよくわかる一冊です。
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32 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 悲しいほど美しい話, 2006/12/24
レビュー対象商品: 西の魔女が死んだ (新潮文庫) (文庫)
この本をはじめて読んだ時の私は、“まい”と同じように登校拒否をしていました。進学して、少しずつ学校に行っていましたが、それでも登校拒否でした。
この本を読み終わって閉じた時、私は急に心細くなりました。
例えどんなに寄り添ってくれる人がいても、その人は私の変わりに歩んではくれないし、どんなにアドバイスをしてくれても、私の代わりに全てを決めてはくれない。
結局、人は一人である。
けれど、だからこそ寄り添う人の温もりが身に染みる。
今までの自分を思い起こし、深く恥じ入りました。
魔女という言葉が不思議な響きを持ち、爽やかな感動だけでなく重い課題を突き付けられたような。
己を振り返る。
読むのではなく向き合う本。
この美しい物語を受け入れきれなかった私の心情で、星は一つ減らしましたが、本当にいい本です。
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20 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 生きる意味を問いかける小説, 2008/8/18
レビュー対象商品: 西の魔女が死んだ (新潮文庫) (文庫)
映画化もされた、「西の魔女が死んだ」。
読んでみました。
素直に、とってもいいお話でした。
いじめにあって、学校に行けなくなった女の子まいが、
魔女の血をひくというおばあちゃんのおうちで、
生きる意味や、大切な知恵を学んでいくお話です。
一番大きなテーマとなっているのが「死」について。
人間には魂があって、来世があるのか――。
そんなテーマに真正面から向き合って、
答えを示している小説です。
また、おばあちゃんの娘、つまりまいのお母さんですが、
その人が、おばあちゃんと対照的な人、という設定もおもしろかったですね。
おばあちゃんは、昔ながらの価値観や生活を大切に生きていますが、
このまいのお母さんは、非常に現代的な女性で、キャリアウーマンなわけです。
そこに、著者のこの小説に込めた思いというか、意図を感じました。
良いな、と思ったのは、
どちらの生き方も決して否定をしていないということ。
ただし、真理は真理として、確信をもって、魂の存在、来世の存在を訴えてきます。
まいの成長の物語として読んでも、良いと思いますが、
生きることに迷った時、苦しくなったときに読むと、
ふっと魂がゆるみ、心がリセットできる小説。
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