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複眼の映像―私と黒澤明 (文春文庫)
 
 

複眼の映像―私と黒澤明 (文春文庫) [文庫]

橋本 忍
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 780 通常配送無料 詳細
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複眼の映像―私と黒澤明 (文春文庫) + 蝦蟇の油―自伝のようなもの (岩波現代文庫―文芸)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

傷痍軍人療養所のベッドに横たわる著者が偶然手にした一篇のシナリオ。伊丹万作に師事、黒澤明との共作『羅生門』で脚本家デビューした著者が、初めて明かす『生きる』や『七人の侍』の創作秘話、菊島隆三、小國英雄の役回りなど黒澤映画の貴重な一次資料にして、日本映画界を支えた名脚本家の感動の自伝。

内容(「MARC」データベースより)

「羅生門」「七人の侍」「生きる」… 。黒沢明の絶頂期を支えたシナリオ作家、橋本忍はどのようにつくられたか。盟友・黒沢明との交友・葛藤を通じて描いた、すべての映画ファンに捧げる自伝。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 405ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/03)
  • ISBN-10: 4167773546
  • ISBN-13: 978-4167773540
  • 発売日: 2010/03
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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20 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By u猫 VINE™ メンバー
形式:文庫
何気なく購入した本でしたが、読み始めたら止まらない。
とにかく面白い!
日本映画史にとって貴重な資料であり、人生を学ぶことができる素晴らしい本でした。
日本映画が好きな人であれば、橋本忍は忘れられない脚本家です。
「七人の侍」、「羅生門」と黒澤明作品の共同脚本家の一人であり、
黒澤作品以外でも「切腹」など素晴らしい脚本を書いていることで知られる一方、
自身が監督した「幻の湖」はとんでも映画としても有名でもある・・・
そんな予備知識はあったのですが、本の冒頭、脚本家を志すきっかけになったエピソードと、自分が書いた脚本を送り、伊丹万作のおしかけ弟子になった下りから始まり、
「羅生門」に参加するエピソードや、「七人の侍」のシナリオ製作に秘められた、二つの実現しなかった作品のシナリオ執筆エピソード、その後、「七人の侍」という作品の大きさと戦う苦労・・・
さらには「幻の湖」に関するエピソードも。
大変、正直に色々と綴られています。
シナリオ製作はひらめきも必要ですが、地道に書き続けることがとにかく大切で、
黒澤明が、「毎日書き続けることが必要だ」と話したエピソードを読んで背筋が伸びました。
素晴らしいひらめきと努力があったから、あれだけの作品ができたんだね。
とってもいい読後感で、「私も頑張ろう!」と素直に思える素敵な一冊でした。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 竹内正浩 VINE™ メンバー
形式:単行本
昨年新書で出た『脚本家・橋本忍の世界』が、インタビュアー(筆者)の力量不足からまったく期待外れの内容だったので、一抹の不安がないことはなかったのですが……。
疑って悪かった、ご本人の書いたものは全然ちがいました! 
内容はすばらしいの一語、今年読んだ本の中でも出色の一冊です。
「羅生門」「生きる」「七人の侍」という黒澤作品の中でもひときわ輝く3作品のメインライターであった著者だからこそ説得力を持つ、共同脚本の現場の光景が、鮮やかに描かれています。
「ライター先行形」(←具体的にどういう手法かはぜひ本書をお読みください)でうまくいっていたものが、なぜ「いきなり決定稿」(←こちらも具体的にどういう手法かはぜひ本書をお読みください)となってしまったか。
そしてそれが黒澤作品全体の質の低下につながったのではないかという指摘。
息づまる脚本制作現場に居合わせた当事者だから語りえた非常に価値あるものです。
これまでいたずらに偶像視されがちだった黒澤明が等身大で描かれていたのも新鮮でした。
ただ、偉大なる映画人・橋本忍の半生記としてはいささか物足りません。
次作では、橋本忍の全仕事を俯瞰できる自伝としての『橋本忍の世界』をぜひ書いていただきたい。
それが、一ファンの祈りにも似た切なる願いであります。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kuronin
形式:単行本
黒澤明を語る最近の著書はもっぱら「影武者」や「乱」以降の晩年の出演者が中心で、みな絶賛ばかりと物足りない、黄金時代を知る人々は皆鬼籍に入ってしまったと思いきや、黒澤明の最高傑作群である「羅生門」・「生きる」・「七人の侍」を第一稿から着手した共同シナリオライターである橋本忍氏自身による著作をまさか読む事が出来るとは、夢にも思わなかった。間もなく90歳もなろうとする著者は、「切腹」・「白い巨塔」・「砂の器」など単独の執筆作品でも数々の名作を生み出した日本映画史に残る脚本家であるにもかかわらず、人生の最晩年に描くべき自叙伝とも言うべき著作が、黒澤作品に焦点を絞って描かれた事は非常に驚きであった。黒澤ファンには喜ばしいが、他の橋本作品に思い入れが深い人にとっては、やや複雑な思いではなかろうか。
人物造詣を徹底的に掘り下げることで傑作を生み出すことを黒澤から学び、その後一人の脚本家として大いに活躍していった著者であるが、「複眼」から過剰な「主観」に陥り人物の掘り下げを怠った晩年の黒澤作品に対する手厳しい描写が非常に興味深い。いずれにせよ、世界でも稀に見る(黒澤明を含む)一流の脚本家による共同執筆の実際が、正にその当人によって著されたことは、映画史における史料価値としても、物凄く価値のあることではなかろうか?
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最高です。
アメリカで映像/映画系の仕事をしていますが何度も読み返し、個人的に作品作りのテキストにしています。普通の読み物としても充分楽しめる内容です。映画好きの人、映画の見... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: Jun Bug
黒澤組の脚本執筆の様子を語る貴重な証言ではある。
黒澤組が旅館に缶詰になって脚本を執筆する様子を知ることができる!という部分は、興味が尽きないが・・・。「七人の侍」の後、「生きものの記録」以降の作品を... 続きを読む
投稿日: 2010/5/29 投稿者: fwiw6180
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黒澤の真の強さと脚本家たちの才能が生み出した傑作群
“切腹”“日本のいちばん長い日”“砂の器”“八甲田山”“八つ墓村”−などなど、とにかく橋本忍さんの脚本はそのダイナミックかつ緻密な面白さで私たちを楽しませてくれま... 続きを読む
投稿日: 2008/8/1 投稿者: raywayne
脚本の重要さを知るために
橋本忍というシナリオライターのことは、黒澤明の映画だけでなく小林正樹の「切腹」や「上意討ち」でも目にしていて、いずれ詳しく知りたいと思っていたので、この本に出会え... 続きを読む
投稿日: 2007/9/11 投稿者: cozycoach
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