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最も参考になったカスタマーレビュー
9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
興味をかき立てられる本,
By honzuki (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心 (新潮選書) (単行本)
「江戸時代末期、日本では混浴の公衆浴場が全国的に存在していた。人々は自分や他人が裸であることを恥ずかしいとは思っていなかった。さらに、入浴後、裸で帰路を歩いたりもしていた。しかし、日本に来る外国人が嫌悪したことから、明治政府は混浴や裸体を取り締まるようになった。」「日本人が裸を恥ずかしいと思わなかったのは、裸がオープンになっていたからで、顔の延長として見ていた。」 私なりに本書を要約すれば上記のようになるのだが、いくつか質問してみたくもなった。 第一に、公衆浴場というものが登場する以前から、日本では裸がオープンだったのかどうか。日本史の教科書なり歴史ドラマなりで見た昔の日本人は、ほとんど「服」を着ていたような気がするのだが、夏などは、裸もしくはそれに近い格好の方が一般的だったのだろうか? 第二に、江戸末期の人々が異性の裸を見ても、顔の延長としてしか意識しなかったとすると、当時の人は本能である性欲をいつかき立てられたのであろうか? 性行為のときだけ異性の裸に欲情がわいたのか? 他にも本書を興味深く読んで色々と知りたくなったことがでてきたのだが、とりわけ上記の疑問を持った。本書に記された時代以前の日本の状況について、ごく簡単にでも記述があればと感じた。
50 人中、29人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 1.0
やっぱりダメだね ,
By 小谷野敦 (東京都杉並区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 裸はいつから恥ずかしくなったか―日本人の羞恥心 (新潮選書) (単行本)
幕末明治、日本人の混浴に西洋人が驚いた、という話は渡辺京二の『逝きし世の面影』が大々的に取り上げた。私はそれを批判したが、さてこの本は渡辺流のダメ本か、というに、何となく微妙である。渡辺よりも日本側の資料をちゃんと見ているようではあるが、笑止なのは、本の末尾に付せられた広告にちゃんと載っている渡辺信一郎の『江戸の女たちの湯浴み』を見ていないことである。もちろん、私が書いたものも見ていない。「日本人」「裸体」といった語の定義があいまいであり、階層による差、上半身の裸体と下半身の裸体とを区別していないといった、従来の「日本人裸体論」の欠陥を引きずっている。また、現在西洋にはヌーディストビーチがあるのに日本にはないことなどに触れていない。明治初期までの銭湯がかなり薄暗かったことも認識できていない。結構広く資料を見ているようで、存外ダメである。それにしてもこの著者は何者であろうか。何しろビジネス書をたくさん出している人だが、経歴不詳である。出身大学くらい書いてほしいのだが。
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