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最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
裸の山は人間の葛藤がむき出しだった,
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レビュー対象商品: 裸の山 ナンガ・パルバート (単行本(ソフトカバー))
8000m以上の14座全山踏破。それだけでも畏敬の念をもつ偉大な登山家ラインホルト・メスナー。弟ギュンターとともに加わった遠征隊がどうやってこ の山を攻略していったかを、自分と深い関わりをもったメンバーに語らせるよう な手法で描いていく。書き出しのこの山の登山史からどんどんひきこまれていっ た。クライマックスは弟ギュンターの死という悲劇で味わう絶望と生還への死闘。 すぐれた文章力によってその描写に圧倒される。彼の生命力は「死の谷のクレパ ス」のシンプソンに劣らない。その生命力と弟ギュンターの死を乗り越えていっ た強靭な意志が14座全山踏破につながっていったのだろう。 遠征隊の隊長や他の隊員との確執、天気予報の誤報を伝えた赤い信号弾など、 ミステリーも人間ドラマもいっぱい詰まった読みごたえのある本だ。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
鉄人メスナーここに生まれる,
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レビュー対象商品: 裸の山 ナンガ・パルバート (単行本(ソフトカバー))
今から30年位前、私は会社の山岳部に所属し、山に魅せられ、山浸りの毎日を過ごしていました。その頃、無酸素単独のアルパインスタイルで8,000m峰を次々と登頂するラインホルト・メスナーは、私にとって憧れのスーパスターでした。メスナーの著書を読み、書かれていたトレーニング法などを真似てみたり、また考え方など少なからず影響を受けた記憶があります。現在は、山から遠ざかって久しくなりますが、映画「ヒマラヤ 運命の山」の公開に合わせ来日した写真入りのメスナ−の新聞記事を見て、実に懐かしく、昔の自分が蘇ってくる錯覚さえ感じられました。これがこの「裸の山 ナンガ・パルバート」を購入するきっかけとなりました。本書は、前半、ママリーやヘルマン・ブールなどメスナー以前のナンガ・パルバートに挑戦した登山の歴史がプロローグとして記載され、ヘルリヒコッファーのこの山にかける執念の軌跡をたどり、後半では、いよいよメスナー兄弟のルパール壁挑戦と登頂、その後のディアミール壁の地獄の下降が、精緻でかつ客観的なメスナーの心理描写を交えて、赤裸々に、読む者を圧倒する迫力をもって書かれている。弟を失った時の絶望感とそれを否定するもう一人のラインホルト、凍傷と飢えの中、絶望に打ちひしがれながらも本能に従いディアミール渓谷を這いずりながらも諦めずに前へ進む姿、この生への執念は尋常ではない。その諦めない苦行の末、ついに出会った地元の農夫、本質的な人の温かさを再認識させられ癒される。1970年のナンガ・パルバートでの経験は、メスナ−にとって、後の8,000m峰14座完登達成の原動力となった。「生きた」「還った」ヒマラヤの巨峰を登りきった鉄人メスナーここに生まれる。
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5つ星のうち 4.0
メスナー“ナンガパルバート"登頂,
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レビュー対象商品: 裸の山 ナンガ・パルバート (単行本(ソフトカバー))
今、映画「ヒマラヤ」のポスターになっているメスナーのナンガパルバート登頂写真を以前見て驚いたことが2つあります。一つは彼の足元(8125m)より上の体の部分は宇宙空間に属しその背景の空が暗黒色に近い藍色であること、もう一つは無酸素登頂と言う偉業を成し遂げた喜びのジェスチュアはなく、泣きだしそうな程悲しげなたたずまいであることです。それが知りたくて「裸の山」を読みました。人並みはずれた強靭な体、強固な意志、熟達した登攀テクニックを備えた彼にとって、登山とは頂点に立つこと以上に内なる自己における成長を意味する精神性の高い行為なのです。8000M峰14座完登はお金と運があっても簡単に成し遂げられない訳ですね。8000Mは不可能だけどいつか藍色のヒマラヤの空を見てみたいと思っています。
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