日本の温泉の表紙に「裸のプレゼンター」のタイトル。帯には「ありのままの自分を表現する」
プレゼンテーションや聴衆と向き合うプレゼンターの姿勢やあり方・心持ちを扱った本書。
前著までのスライド表現方法とは趣が異なり、日本贔屓な著者なので温泉の風情や日本の武道を用いて、心得を説きます。
スライド表現やタイトルと同様、余分なものを脱ぎ捨てるスタイル。
華美に装飾されたパフォーマンスではなく、真のプレゼンス(存在感)を主張。
プレゼンテーションは、ライブと同じくその場に居合わせること自体に価値があると思っているので共感する。
しかし、本書を読んでもスライドと違ってすぐに身につくものでもなく、次のプレゼン機会で高望みの結果は出せない。
綺麗なスライドで装って背伸びをしてみても、結局は自分自身の心根が聴衆に伝わるのだから、ケツをまくって腹を据えろというメッセージにも受け取れる。
これまでの人生の積み重ね、これから生きる方向性、生き方心得。
マツコデラックス的に揶揄すれば、「いいのよ、自信のある人は勝手にやれば」である。
いわゆる世の中の成功者達は、本書を読まなくてもプレゼンスを身につけて、スライドを用いないプレゼンテーションを日々行っている。