思いがけずも10年に及んだ、俺(作者)の「夏休み最後の一日」を描いた詩の数々。
一見甘くて自堕落、だけど苦しく切ない日々を送る俺、そして分身のウサギ。
読んでいて、キリキリ心が締め付けられる感覚。
でも、くすりと笑ってしまうような、ファニーな詩達。
私小説のような、ファンタジーのような、不思議な読後感です。
J−WAVEの番組の中で、「今年最もキザな一冊」で選ばれていました。
海外で認められて、逆輸入されたとの事。
この詩集は、一人で静かに読むのもいいですが、菅原さん本人の朗読で是非体験してみるべきです。
朗読のイベントに行けないのであれば、You Tubeにもアップされている朗読の様子をご覧になることをおすすめします。
ご本人の何とも言えない素敵な声と佇まい、色っぽくて、でもお茶目でカッコよすぎです。
詩は声に出して読むと、本当に躍動するのです。ハマります。
装丁や挿絵には詩集にかけて「刺繍」が取り入れられています。
3色の糸しおりも、白い表紙やページに映えて素敵です。
少々値段は張りますが、私の心を何とも言えない気持ちにさせ、震わせてくれました。
こんな素敵な詩人がいつまでも存在し続けられる世の中であって欲しい。
きっと20代後半〜40代の人には、何ともぐっとくる詩集ではないかと思います。
普段詩なんて読まない人こそ、是非!
おススメです。