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裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説
 
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裏方―物言わぬ主役たち プロ野球職人伝説 [単行本]

木村 公一
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

 華やかなプロ野球界を陰で支える審判、スカウト、グラウンドキーパー、トレーナーなど、いわゆる「裏方」と呼ばれる人々8名を追ったノンフィクション。  1994年10月8日、勝った方が優勝という中日-巨人戦で、ベテラン審判・福井宏は、ホームランをツーベースとする大誤審を冒してしまう。福井が審判人生で拘ってきたのは、外角のストライクゾーン。他の審判よりどうしても指一本ぶん辛くなっていた。福井は33年間、3360試合で、この数センチの差を追い求めてきた。しかし皮肉にもこの拘りこそが、フェンスと客席の間にある50センチの溝を見誤る原因となったのだった。(「指一本ぶんの行方」)  ほか“グラウンドの神様”と呼ばれる甲子園グラウンドキーパーの雨との苦闘ぶりや、1985年、優勝した阪神の守備に貢献したグラブ職人の挑戦など全8編を収録。自らの誇りのために、ひたむきに戦い続ける彼らを、裏方ではなく「主役」として綴っていく。

内容(「BOOK」データベースより)

1994年10月8日、勝った方が優勝という中日‐巨人戦で、ベテラン審判が犯したボーンヘッドの真実。1997年、ヤンキースに移籍した伊良部秀輝とともに海を渡った専属トレーナーの挫折。“グラウンドの神様”と呼ばれる甲子園グラウンドキーパーの雨との闘い。現役時代に挫折を繰り返した捕手が、自分を捨て投手の盛り上げ役に徹するブルペンコーチになるまでの足跡。1985年、優勝した阪神の守備に貢献したグラブ職人の挑戦と、その苦い結末。1995年、日本シリーズに備え対戦相手のゲームを14試合追う若きスコアラーの情熱と敗北。広島の黄金時代を築いた“伝説のスカウト”が、初めて体験した“誰も獲らない”一年…プロ野球の裏の主役とも言える男たちの、ひたむきで力強い物語を全8編収録。

登録情報

  • 単行本: 285ページ
  • 出版社: 角川書店 (2004/11)
  • ISBN-10: 4048839055
  • ISBN-13: 978-4048839051
  • 発売日: 2004/11
  • 商品の寸法: 19 x 12.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 382,181位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
プロ野球になくてはならない、しかしスポットライトを浴びることはなく、多くの場合その存在すらファンの意識にのぼらず、黒子に徹している人たち。彼らもまた筋金入りのプロであり、プロゆえの譲れない熱いものを秘めた人たちである。彼らのドラマを淡々と、しかし堅実に描いたこの本には、彼らの思いと共に、野球場の雰囲気がぎっしりと詰まっている。グランドを流れる雲や風、土の匂い(天然芝の球場ってやっぱりいいですよね)、アンパイアの声、バットの音、キャッチの音、選手やコーチの声、…人間臭さに溢れたあの楽しさを支えてくれた男達。近鉄バッファローズの合併消滅という未曾有の年に本書を上梓した著者の思いも伝わってくる。選手も裏方もひたすらに野球のことを考えていられるように、オ-ナ-たちよ恥じて更に奮起せよ。
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
日本のスポーツノンフィクションの中で、ここまで情緒的でない作品は珍しいと思う。
読み終えた後、なんだか落ち着かない気分になった。プロ野球界の「裏方」を描いて野球好きにはたまらない本なのだけど、ありがちな情緒とか安易な物語とかとは隔絶していて、それぞれの章を読み終えても全くカタルシスがない。要は、泣けない。読んでいる自分の感情に落としどころが無い。でも、深い余韻が残る。その余韻は、硬い金属片のように胸に残る。
この感じは何かなーと考えて、思い至ったのがヘミングウェイだ。ちょっと大げさだけど。でも例えば、甲子園球場のグランドキーパーを描いた一遍を読んだ時、確かにそういう感触を持った。甲子園の「土」と「雨」に対峙する主人公に。こんなスポーツノンフィクションは、今までなかったのではないか。こんなふうに野球と、それに関わる人々の全体像を表現する書き手があらわれたのかと、ちょっとびっくりした。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aaa0042 トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 グラウンドキーパー、グラブ職人、ブルペン捕手、スカウト……と、まさにプロ野球を支える裏方を描いたノンフィクション短編集である。
 どの作品もよくまとまっており、「裏方」の仕事に対するひたむきさがよく伝わってくる。どの世界でも、自分の知らないところで支えてくれている人がいるのだろうなあと感じた。
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