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裏がえしの自伝 (中公文庫)
 
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裏がえしの自伝 (中公文庫) [文庫]

梅棹 忠夫
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

日本を代表する民族学者、国立民族学博物館の初代館長であり、知の巨人として敬愛された著者が、その悠々たる人生の歩みを回顧する。オモテの人生のウラに秘められた、熱い思いと夢を吐露する、ユニークな自伝的エッセイ集。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

梅棹 忠夫
大正9年(1920)、京都市に生まれる。昭和18年、京都大学理学部卒業。学生時代の白頭山登山および大興安嶺探検隊以来、調査、探検の足跡は、ひろく地球上各地にしるされている。京都大学人文科学研究所教授、国立民族学博物館長を経て、同館顧問・名誉教授。専攻は民族学、比較文明学。理学博士。平成6年、文化勲章を受章する。平成22年(2010)7月、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 243ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2011/4/23)
  • ISBN-10: 4122054753
  • ISBN-13: 978-4122054752
  • 発売日: 2011/4/23
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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9 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 左党犬 トップ500レビュアー
 人生には無数の分かれ道があって、可能性自体はいくらでもあるのだが、選択の結果その多くを断念し捨てなければならない。誰にとっても、人生とはそういうものだ。

 目次をみると、「わたしは大工」、「わたしは極地探検家」、「わたしは芸術家」、「わたしは映画製作者」、「わたしはスポーツマン」、「わたしはプレイボーイ」となっている。
 だが、いずれも「わたしは・・・になれなかった」という意味を含みとしてもっている。つまり、ここにあげられたものになる願望と可能性がありながらも、結局は断念して、そうならなかったということだ。
 『裏がえしの自伝』というタイトルが、いかにも梅棹忠夫らしい。「オモテもウラもあわせてこそ人生」という姿勢で一貫している。だからこそ読んで面白いし、実に痛快な内容の一冊となっているわけだ。

 しかも、この本が書かれたのは、フィールドワークを中心とする学者であった著者にとって、きわめつきの挫折となった失明後のことである。多くの挫折を乗り越え、果たせなかった多くの夢について語る著者の姿勢からは、後悔というよりも、達観という骨太の姿勢がうかがわれる。

 読むと実に面白い本なのだが、長く絶版になっていたのが残念だった。このたび文庫版として復刊されたことは実に喜ばしい。「人生論」として読むこともできる本である。読めば、ほんとうの元気がでる。

 梅棹忠夫ファンはもちろん、そうでない人も、ぜひ多くの人に薦めたい。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 直いい親父 トップ500レビュアー
 梅棹さんは、1920年生まれ、私が説明するまでもなく、偉大な文化人類学者で、長い間国立民族学博物館館長をされていました。私が、梅棹さんの著作で初めて読んだのは、知的生産の技術、大学1回生の時で、暫く京大式カードにはまりました。これは、彼が成りたくても成れなかった、思い通りにいかなかった負の人生という形で述べた自伝です。(後に正の自伝は、日経新聞に連載され、単行本になりました。)
 本書は、1 わたしは大工、2 わたしは極地探検家、3 わたしは芸術家、4 わたしは映画製作者、5 わたしはスポーツマン、6 わたしはプレーボーイの6章に分かれていて、各々興味深い話を展開しています。1 大工仕事をしていたのは、1946年〜1955年の10年間で、元々彼の曾祖父が大工であったから自然に興味を持ったのではないかと推察しています。 2 これは、最も可能性が高ったと思われる。ただ当時著者の乾燥地帯への興味が極地のそれに勝っていたから、この方面に進んだだけです。また、本田さん、菊池さんとの交友、そして、宮本靖雅さんの話は、涙を誘います。 3 自身は、この方面に進まなかったが、次男のマヤオさんは、陶芸家になりました。 4 状況が熟さず結局この方面にには進まなかった。なお本文中疑問と不信をもたらしたのは、多分羽仁監督でしょう(間違っていたら御免なさい)。5 立山に登る寸前に失明するという悲劇に見舞われます。(ひょつとするとこれが本書を書かせた要因か?) 6 著者は、3P政策、午前はPOETとして、自宅で詩作に励む、午後は、PROFESSORとして、大学で研究に励む、そして、夜はPLAYBOYとして・・・ただ酒を飲んでいただけ?・・しかし、確か話題になった女性論もあったっけ・・・
 当然どの道にも進まなかったわけですが、回り道しているように見えても、どの分野も彼の仕事に大きく貢献している事は確かです。6月14日まで、国立民族学博物館でウメサオタダオ展をやっています。家から近いので、この知の巨人の業績をじっくり見て来ようと思っています。
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梅棹忠夫『裏がえしの自伝』中公文庫を読み終えた。なんとも人間くさい、関西人っぽい内容である。口述筆記による文面が多いのか、親近感がわく。梅棹ファンになる一冊である。
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