私はこの本を最初図書館で手に取りました。見て楽しむ単なる図録だと思っていたのですが(美しい本なので見て楽しむだけでも十分なのですが)、実際に自分でデザインを起こすためのテキストや技法や着色のHow toも親切に解説されていて、デザインが好きな人なら実際「製作してみようかな」と思ってしまうはずです。日本で一般に紹介されているカリグラフィーはペン一本で気軽にやれるものですが、ある程度書けるようになると、アレンジが決まり切っていてつまらなく感じていました。この本は字体から派生する装飾が多様で、伝統的な文様からかなり現代的にアレンジされたものまでいろいろ楽しめて用途が豊富でいいなと思いました。ステンシルやトールペインティングの図案などもきっとこういうところから発展してきたのだろうなと思います。