読みました!ペールゼン・ファイルズの脚本家でもある吉川さんの渾身の執筆であると思いました。
感想としては、映像に沿った単なる「ノベライズ化」ではなく「原作」と言った感じでした。
映像版と内容が随所に異なりますので気になる方にはお勧めできないと思います。
それを直ぐ感じたのはマ二ド峡谷での再利用の砲台が無い事でした。メカニック類もスコープドッグ以外は装備仕様が映像版で出てきたデザイン形状などで殆ど出てこなかった点でも感じました。挿絵が無いのもコレが理由では?とも思いました。
本の完成までは当初の予定より数ヶ月過ぎましたが決して映画版の内容に合わせた内容では無いと思います。
巻末の吉川さんのあとがきにもありますが吉川さん自身は、なんと本の執筆段階では映像の方は1話の試写しか見て無いとの事でした。今回の本はパラレルワールドと取ってもらって下さいや、映像と同じ部分は演出スタッフが脚本を生かしてくれたので同じ部分もある旨も書いてありました。
一番、映像版と異なるエピソードは雪原での部分でしたが本での内容も味のある展開と思いました。
映像の7〜9話を脚本担当の五武さんの部分は、吉川さんの構想を下に全体の流れを踏まえつつ追加した事も分かります。
映像より内容がより分かりやすかった部分は…
・ポリマーリンゲル・タンクでのエピソードは、より臨場感も有り
・ゴダンの非道さ
・モナドの構造が造られる過程
そして、最後の方にも映像には無いザキの設定が表現されています。
最後に値段の部分でも少し抑えられないかな?という点で☆は1つ減です。
内容については映像とかなり違うものを堂々と発表した吉川さんらしい「ボトムズ」の本でしたので満足です。