PCゲーム『装甲悪鬼村正』のコミカライズ作品。
原作が濃過ぎるが故に色々気になる点がありますが、原作に似た“後味”を感じました。
良かった点
・“救済”など無い結末に、それを彩る演出。最終6ページでの苦い味は中々です。
・蜘蛛村正が触手に嬲られる。私に触手を好み趣向はありませんが、蜘蛛村正が絡んでいると言う事でその描写だけで元は取れた感があります。
スラッシュダークと言う本筋を外れる事はないので、評価は☆三つとしました。
気になった点
・剣の素人、且つ劒冑を纏わぬ少女が劒冑の甲鉄を両断したり、人間を小気味良く斬る。
・隙だらけとはいえ、本編以前の景明さんが、間接部を狙って劒冑を普通の太刀で切り落とす。
・必要以上の残酷描写
・全体的なボリューム不足
前者三つは演出上仕方が無いと割り切れ無くもありません。
残酷描写も、本編での暗転部を考えればまぁ妥当かなと(苦手な人は注意して下さい。断面図まではっきり描かれています)
また、ボリューム不足は逆に言えば想像が広がると判断も出来ます。
奈良原一鉄氏(原作シナリオライター)の装甲悪鬼を求めるならばイマイチな作品かも知れませんが、アンソロジーである『邪念編』が楽しめた方ならば、値段分の価値は十分にあるかと思います。