と、著者は自らの行政訴訟本人裁判事例(不動産関係)を紹介する。官と官のもたれあいだ。そして日本の裁判に対する疑問・問題点を投げかける。最大の問題は最高裁事務総局の統制である。ここから画一的な判決やヒラメ裁判官の問題などが醸成される。さらには刑事事件における冤罪の生じる構造など、この国の裁判の抱える問題を過去の事例も参照しながら指摘する。
実際に裁判を経験すると、殆どの民事{原告}は疑問を抱いて辿り着くテーマであろう。しかし最後説明不要の門前払いで済ませる(無謬らしき・良心判断の W)相手に勝ち目はない。
多数の裁判無縁の市民は関心を抱くこともない訴訟。多くは無い需要の中で広告・書評も見ないが関心のある方々には一読の価値がある。したがって★五つ。