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裁判官が見た光市母子殺害事件―天網恢恢 疎にして逃さず
 
 

裁判官が見た光市母子殺害事件―天網恢恢 疎にして逃さず [単行本]

井上 薫
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「永山基準」「相場主義」「前例尊重」で死刑を忌避していた「司法の壁」はなぜ崩壊したのか。現場の裁判官が喪失した「裁判官の公平な目」で改めて裁く。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

井上 薫
1954年東京生まれ。東京大学大学院理学系研究科化学専門課程修士課程修了。1983年独学で司法試験に合格。1986年判事補を経て1996年判事任官。2006年横浜地裁判事で退官。2007年弁護士登録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 257ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/2/11)
  • ISBN-10: 4163710701
  • ISBN-13: 978-4163710709
  • 発売日: 2009/2/11
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
優れた解説書 2009/3/21
形式:単行本
「光市母子殺害事件」についての解説書である。特に
裁判所でのやり取りに重点が置かれている。裁判所のこの事件
への対応には(最高裁の対応も含めて),一般国民として納得
のいかない,不条理なことが多い。それを一つ一つ解きほぐして
分かりやすく解説している。その点で極めて優れた本である。

ただ,末尾に「岩をも貫く執念」として,裁判官の一般的な態度
(「被告側に甘い判決を出す判事の方が出世が早い」など)
についてこの著者特有の,批判的な叙述が見られが,これは
蛇足であろう。こういう中途半端なことばかり言っているから
何も改善されないのである。
この点は民事も含めて別のところでもっと詳しく分析して
述べるべきである。民事事件の場合,判決を出さずに和解ばかり
させる判事の方が出世が早い,といったこともあるはずである。
他にも,偽証は基本的にし放題で,検事の面子に関わるときだけ
罪に問われる,といったことも著者はよく知っているはずである。
このレビューは参考になりましたか?
22 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
客観的立場からの視点で全体的に解説されています。
法律の知識のない方でも読めるのでは?
光市母子事件を機に大きく厳罰化、被害者保護等の面が取りあげられました。
永山事件のように今後法曹界に影響を与えると思います。
死刑制度や裁判員制度、裁判、裁判官に興味があるなら一読するのをお勧めします。

ただ、一部分に自身の判決書に関する論理を入れる必要はないと思います。
また、結論を導き出す点が著者の考えに誘導していると少し感じました。
客観的に論じるなら徹底すればいいと思うので★四つとします。
ただ、全体的には貴重な本であると思います。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 主として法律論の観点から,光市母子殺害事件の判決や,弁護団の弁護方針等を論じたもの。
 確かに,最高裁の弁論期日を弁護士が欠席したことを一方的に責めるのはいかがなものかと論ずる一方で,母胎回帰ストーリー等被告人の荒唐無稽な供述をそのまま前提にして弁護方針を立てたのはやはり間違いだったのではないかと論ずるように,客観的な観点から議論していることは間違いない。ただ,「裁判官が見た」というほど大仰な新視点が提示されているわけではなく,その意味ではやや羊頭狗肉の感が否めない。
 また,判例の拘束力の観点から,第一次上告審判決や差戻後の高裁判決の問題点を論じた点も面白く,この問題は筆者の持論でもあるのだが,やや細かい議論に入りすぎて,法的知識のない一般の人には面白くないのではなかろうか。法学部生やロースクール生が刑事訴訟の勉強をする上では,読んで損はないと思うが。
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