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30 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
裁判の問題を知る上で読むべき作品だとは思うが、ノンフィクション作品として考えると不満がある。,
By
レビュー対象商品: 裁判官が日本を滅ぼす (新潮文庫) (文庫)
当たり前過ぎる感想しか思い浮かばないのだが、自分が当事者だったらと薄ら寒いものを感じてしまった。
裁判員制度の実施が近づいてきたこともあってか、裁判をネタにした本が結構出版されている。傍聴マニアが書く笑いを含んだものも多い。自身が当事者になる経験をしたか、余程真面目な人でもない限り、こういった作品を野次馬的興味で楽しんでしまうのはある意味当然だと思う。私もそうだ。 しかし、当事者でなくとも暗澹たる思いにさせられる本書のような作品を読んでしまうと、やっぱり自分は間違っているのだろうかと自問自答してしまう。ここに紹介(告発)された事件の中には、まだ記憶の中に残っていたもの、読むことであらためて記憶が甦ったものも多かった。 本書を読むと「裁判のプロ」の常識は「裁判の素人」の非常識になり得ることが理解できる。それと同時に「人権派」弁護士と称される一部の人たちの非常識も理解できる。 しかし、事件そのものや裁判の経過を詳細に追ったのではなく、裁判官の判決と判決理由に焦点を絞った作品なので事件の全容は理解しにくい。また、事件を担当した裁判官達が、判決文が全てであることを理由に取材を拒否(よく考えるまでもなくこれは当然だと思うが)していることもあり、結果的に証言者はその判決によって不利益を受けた人物に偏っていることから、作品全体が裁判官に対する糾弾の場になり事件の見方が一面的になっている。 それ加えて筆者の文章も糾弾調である。事件関係者の怒りはそのまま記させるべきだとは思うが。筆者の主張まで怒りを顕わにした文章で書き綴ってしまうのはどうかと思う。このような大きな問題を扱うからこそ、より冷静な筆致が求められるのではなかろうか。
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
問題点がわかりやすい,
By takapon0702 (熊本県熊本市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 裁判官が日本を滅ぼす (単行本)
著者の言うような裁判官ばかりでは無いだろうが、自分の考えていた裁判官のイメージを大きく覆すものだった。日常の生活の中で、裁判官に会うこと自体 が無いのも事実。そのような人々に通常の人間の感覚が理解できているのだろ うか? ただ、現在の裁判官養成および出世のシステムなど、根本的に改善すべき点が ある事も疑い得ない。
13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
非常識な裁判官が多いというのはわかるが・・・,
By 清高 (仙台市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 裁判官が日本を滅ぼす (単行本)
題名のとおり、この本は、(非常識な)裁判官が日本を滅ぼす、ということを実例にもとづいてに書いた本だといえる。詳しい事例はこの本を読んでもらうとして、現在のキャリアシステムでは、この本に出ているような非常識な裁判官が多数輩出されるのはやむをえないだろう。日本でもこのような問題意識を基に裁判員制度を導入したり、被害者の訴訟参加を広げる方向で改革しようとしている。私見ではそれに加えてこの本に書かれているように法曹一元の制度(検察官や弁護士から裁判官を任官する制度)も実現すべきだと考える。 ただ、国民感情から見て非常識でも、決して不当ではないこともある。たとえば、刑事と民事で結論が異なることがあるが、それは裁判官の自由な心証により判断される結果、やむを得ない面もある。このように、この本の内容が妥当かどうかは、法律の勉強をしないとわからないので、法律の本を買って勉強したらいかがだろうか(この本の内容を理解するには、とくに憲法、民事訴訟法、刑事訴訟法の知識が必須である)。
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