実際にありそうな凶悪事件の裁判を
裁判員制度の仕組みをレクチャーしながら展開させていくので、
現実に自分が裁判員なら犯罪をどう裁くか?
被害者・加害者にどう向きあうべきか?
そして、もし自分が犯罪被害の遺族の立場なら…と、
色々考える機会は与えてくれるのですが、
作者の凶悪事件の裁判に対する考え方・理想なのか、
全体的に物語が特定の思想に都合よく展開しすぎというか、
「できすぎた話」なため、いまひとつ納得がいきません。
「知らずに人を裁くのですか?」という
読者にも裁判員制度・犯罪について
考えてほしい・知ってほしい様な副題(?)が付いていますが、
それならもっと公平に、ご都合主義的にうまくいきすぎない、
違和感のない内容にすべきだったのでは?と思います。