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バイオレンスやエロティシズムよりも、犯人はミエミエだがミステリとしてよくできている。「スピレインは暴力的」というイメージが先走りしすぎているんじゃないかな。そんなモノを抜きにして、再評価されてもいい作家だと思います。
近年ではハードボイルドものでも拳銃は最後の最後、いわば奥の手のアイテムとなった感があるが、本作は70年代の作品ということもあるせいか、主人公は45口径の拳銃を常に持ち歩き、必要とあらば平気で前歯が折れる程相手を殴りつけるタフガイ。
アメリカンなハードボイルドを味わうにはオススメ。多少訳語が古臭いがそれもまた味。大きい書店なら著作を見つけることもできるだろうが、ズラリと並ぶクリスティの著作にタメ息をつくことの方が多い。ちなみに私はハマーの秘書ヴェルダがお気に入り。
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