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被害者は誰? (講談社文庫)
 
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被害者は誰? (講談社文庫) [文庫]

貫井 徳郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか? 犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが……。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦(きっしょういんよしひこ)。痛快無比! 本格推理の傑作。

内容(「BOOK」データベースより)

豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか?犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが…。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦。痛快無比!本格推理の傑作。

登録情報

  • 文庫: 400ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/5/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062754061
  • ISBN-13: 978-4062754064
  • 発売日: 2006/5/16
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー

7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 じっくり考えながら, 2006/8/1
By 
ポロロッカ - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 被害者は誰? (講談社文庫) (文庫)
容姿端麗,頭脳明晰だけれど無茶苦茶な性格の探偵役と,

この男の頼りない後輩のふたりがメインとわかりやすい設定.

また全体的に軽めの文体なので読みやすい作品だと思います.

収録されている4本とも『○○は誰?』というタイトルになっていて,

文字どおり,ある人を探す(読み当てる)感じのミステリです.

となると「犯人探しか?」と思うところですがこれが違っていて,

『被害者』や『目撃者』などちょっと変わったところがターゲット.

主人公たちのやり取りも軽妙で,ドロドロしたような感じもありません.

また作品すべてがミスリードになっていることがすぐにわかるので,

最初から『引っ掛け』とわかっているぶん,パズルを解くようなおもしろさでした.

中には「これを読んで当てて(探して)みろ」という作品までありますので.

とはいえそのミスリードに無理矢理感はなくむしろやさしめの印象です.

いろいろと『裏読み』をし,じっくり考えながら読んでみてください.
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 コンパクトにまとまった叙述ミステリのショーケース, 2010/3/23
By 
- レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 被害者は誰? (講談社文庫) (文庫)
■「被害者は誰?」

  豪邸の庭に埋められていた白骨死体。その家の主人が犯人であるのは

  明らかなのだが、主人は、被害者が誰かについては黙秘を貫いていた。

  警察によって押収された手記の内容から、三人の被害者候補が浮上したのだが……。

  読者に、解くべき謎を誤認させるミスディレクションが秀逸な快作。

  手記を用いたメタフィクション形式であれば、真っ先に念頭に置くべき

  仕掛けだったのに、まんまと騙されました。ただ、会話文が不自然で、

  フェアとは言い難いのが残念です。

■「目撃者は誰?」

  学生時代に高嶺の花と憧れていた女性と十年ぶりに再会した男。

  その女性は男の同僚の妻になり、同じ社宅に引っ越してきたのだ。

  すぐに不倫関係になってしまった二人それぞれの

  もとに現金二万円を要求する脅迫状が届けられる。

  おそらく、向かいの棟に住む三人の同僚の

  誰かが、密会の現場を目撃したと思われる――。

  一方、桂島刑事は、学生時代の友人から奇妙な相談を受けていた。

  なんでも、同じ社宅に住む三人の人間のもとに、身に覚え

  のない、二万円分の旅行券が送られてきたというのだが……。

  “不倫男”が視点人物となるパートと、桂島刑事が視点人物となるパートが

  交互に描かれることで、読者に全く先の展開を読ませない筋運びが秀逸。

  最後で明らかになる、密会の目撃者と謎の

  旅行券の意外な接点には、驚かされました。

■「探偵は誰?」

  新作のネタが思い浮かばなかった吉祥院は、自らが学生

  時代に解決した事件に脚色を加え、小説に仕立て上げた。

  桂島刑事は、その作品を読んで、吉祥院がモデルと

  なった探偵役が誰かを当てる賭けをすることになる。

  作中に登場する、男性モデル四人のうちの誰かなのだが……。

  じつは、オーソドックスなフーダニットであるという本作。

  物的手がかりから犯人の条件を導き出し、消去法で容疑者

  を限定していくロジックの展開は堅牢で、“穴”がありません。  

■「名探偵は誰?」

  先輩が交通事故で足を複雑骨折し、入院してしまった。

  加害者への怒りを抑えきれない先輩だったが、相手

  が、若くて美人であることを知ると、態度を豹変させる。

  それから、その女性はちょくちょく見舞いに訪れるようになるの

  だが、どうやら見舞い以外に、病院を訪れる目的があるらしく……。

  

  

  比較的易しめな(?)叙述ミステリですね。
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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 貫井氏の新たな一面, 2004/12/24
By 
たこやき21 (東京都) - レビューをすべて見る
(トップ500レビュアー)   
いや~・・・はっちゃけるなぁ・・・・っていうのが第一声。
良くも悪くも、他の貫井作品とは一線を画す作風。
どちらかと言うと、重いテーマの作品が多い著者だけに、ユーモアがふんだんに盛りこまれたこの作品には驚いた。
これまでにも、中篇集『光と陰の誘惑』収録の『二十四羽の目撃者』とか、ユーモアの盛りこまれた作品はあるわけだが、ここまで徹底的に、という作品(作品群)は珍しい。
勿論、トリックというか、仕掛けもしっかり施されていて、そちらも面白いのであるが。

4作が収録されているわけであるが、それぞれの仕掛けは、決して目新しいものではないし、ある程度すれた人間ならば予測がつく範囲内かもしれない。長篇でもないし、仕掛けられるものにも限界があるわけで、致し方あるまい。それでも、上手く落ちが聞いていて、十分に納得できる。

「本格小説」としても通用するわけだが、どちらかと言うと、全体的な作風などの方で、貫井氏の新たな一面を見出せた書のように思う。

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