新聞連載のころから、楽しんで読んでいた。
読むと知識が増えたような気にさせてくれる、数少ないエッセイの書き手。
今回もマルヤ節は全開。日本語の問題、和歌の伝統などの十八番に加え、
私も愛する、カルロス・クライバーのことに触れており、同様の感想を抱く。
中島敦についての再評価が進むことに、実に的確な「要点」をさりげなく書く。
中島の愛読者として、これは嬉しいこと。
「赤塚不二夫論」の面白さも見事。文末の悲痛さは、深い想いが凝縮されている。
近代史についての「お勉強」も、若手政治家に読ませたい。
「懐古」の輩は、そういう世になれば、自分たちの立場を分っているのだろうか?
太平洋戦争において空襲・戦場において死亡した国会議員は意外に多い。
二等兵として、任期も半ばに戦場に行く政治家は・・・クチだけ大将は多いようだが。