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65 人中、57人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
英語上級者ならびに教師必読の文法書,
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レビュー対象商品: 表現のための実践ロイヤル英文法 (単行本)
同社から「ロイヤル英文法」という文法辞典的な参考書が出ているが、それより1ランク上のレベルの学習者や英語教師が本書の対象者になると思う。「ロイヤル」レベルの文法がほぼ一通り頭に入っていることが本書を読みこなす上での前提となろうが、そのレベルの学習者にとっては、本書はかゆいところによく手が届く、知りたいことがズバリ書かれている有り難い文法参考書である。 例えば一例を本文page 244 Helpful Hintから引用すると、 (引用開始) “Now that …”は、確かに「今はもう…なので」という感じの表現であるが、そこまで固い因果関係を表す日本語としてとらえないほうがよい。 例えば、”Now that he’s married, he often plays tennis.” という英語は「結婚した今の彼は、(結婚する前と比べて)よくテニスをする」ということを言っているだけであり、決して「彼は結婚したので、よくテニスをする」ということまでは言っていないのである。 (引用終了) このような指摘は通常の文法参考書ではまず見かけない。 本書にはこのようなネイティブ感覚を知ることのできるHelpful Hint(執筆者はマーク・ピーターセン)のコラムが128ある。このコラムを読むためだけでも本書を買う価値は十分にあると感じた。
89 人中、76人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
できれば星10個あげたいぐらいである,
By ○○ (大阪府) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 表現のための実践ロイヤル英文法 (単行本)
とにかく気配りが行き届いた文法書である。日本文で英語文法の解説がされた中で、唯一日本に精通したアメリカネイティブマーク・ピーターセン氏が共著していると言う画期的な書籍である。 日本語文法事項索引、英文索引共に非常に充実しており、さらに語句の使い分け、背景知識、日本語表現索引とまさに英語で表現するときに困らないために、いたれりつくせりである。 人それぞれ英語学習の目的は、多彩だと思います。したがって、どんな目的を持ったひとでもこの本が役立つとは思いません。 その点は、まず表題「表現のための実践ロイヤル英文法」に書かれているように、英語表現(英作文)に重点を置いており、従来型の受験用の英文解釈に重点を置いた文法書とは一線を画しています。 また、共著者によるはしがきを読むことによって、どれだけ熱意を持ってこの本を完成させたのかうかがい知ることが出来ます。 注意しておきたいことは、従来型の文法書とは一線を画していることから、読者にはじっくりとはしがき及び本書の構成を読んでいただいて、本の構造を理解してからとりかかって欲しいです。そうすることによって、英語表現の微妙なニュアンスの違いを峻別することができ、また読者自身の英語表現にも色彩豊かな表現力がそなわるでしょう。 この本を理解しなければ英語を習得することができないかと言う問い対しては、アメリカ留学の経験のある私は自信をもって、この本の内容の7割でもわかれば、英語表現に関しての文法事項は十分であると言いたい。 実際英語を母国語としている人は、我々英語を外国語として学ぶ人間より文法の大事さを軽視しているところがあります。 それは、我々に対しても同様であると思います。アメリカの大学で、日本語を学んでいるアメリカ人の友達から、「東京へ行く。」のと「東京に行く。」のと、どう違うのか説明してくれと尋ねられて、答えられなかった思い出があります。 最後に、一言でこの本を評するならば、「繊細な表現が好きな日本人の嗜好を、十分満足させてくれる英文法解説書である。」
54 人中、45人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
世界初?,
By
レビュー対象商品: 表現のための実践ロイヤル英文法 (単行本)
最大の特長は「英文センスが意識せずに身に付くよう、有機的関係を持たせた自然な文を提示している」こと。文法書は正用法さえ教えれば十分なのが普通。執筆者が貯めておいた例文を文法事項に合わせて分類配置していく。一見、本書も目次からは同じように受け取れる。そして、多くのヒントや注意事項の中にはピーターセンならではの部分が大きな寄与をしているのはたしかで、これだけでも出色と言っても過言にはならない。 しかし、これに眼を奪われると肝心のことが見えない。本書が他書と「全く」違うのは例文同士で互いに関連を持っているものが多く(参照指示はそれを促進)、自然な英文というだけでなく、例文を通して一般教養レベルの英文の蓄積とセンス獲得を可能にしていることである。ある程度の教養ある人間が使う言葉の視点で一貫して選ばれている。しかも、現代的かつ実用的(英文学関係者にはあまり参考にならないかもしれない)。 今まではいろいろな散文から引用されて書籍に貼り付けられているだけだった。時代もばらばらなら作者の癖もばらばら。それをあちこちから掻き集めていた。いくらコーパスを使っても本質的に何ら変わらない。 本書は違う。ピーターセンを中心に適切に例文を変えて、いくつか似た状況で使う複数の表現をあちこちに配置し、有機的に関係して教養ある英文空間を我々の内部に作れるようにしているのである。どこまで内容を煮詰めたかはわからないが、こんな文法書は存在しなかったのではなかろうか。もちろんエイザーのようにいろいろな状況をこれでもかと演習させることで英語感覚を身に付けさせるものはあった。英語での文法書にも学習者の立場に立ったいいものもいくつかある。しかし、本書ではいつもの味気ない文法事項配列で構成されているにも関らず、やってみると何か自分の中に基準となるべき英語の世界ができるようになる(作文や会話で前と違うと感じるようになったら、それが証拠)。 “辞典としての文法書”ではなく、名の通り“実践する文法書”であり、“自分の中に常識的で適切な英語空間を作る文法書”である。細かな事項もあるが比較的分かりやすく書かれているし、ハッとさせられる記述も多い。問題含め通読すべき書である(案外進む)。問題だけをやる、知りたい事項のみ見るという接し方では一番大事なものは身に付かない。 よく「英語はこの1冊で十分」などと平気で紹介されることがあるが、そんなことは明らかに無理として、これまで今ひとつ英文の意味を汲み切れなかったり、作文で不安があった人はストレスがかなり解消されるはずである。問題があるとすれば、参画しているのが米人1人だけということぐらいだろう。
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