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5つ星のうち 5.0
反都市論として読みましょう,
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レビュー対象商品: 表徴の帝国 (ちくま学芸文庫) (文庫)
いわずとしれたバルトの日本論。しかし,実在の日本を前提としてはいけません。日本が記号的といっているのではなく,記号の本質を説明するために日本という素材を用いていると同時に,都市の記述が必然的に虚構性を帯びることを証明している。
32 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 2.0
20世紀のジパング,
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レビュー対象商品: 表徴の帝国 (ちくま学芸文庫) (文庫)
フランスの思想家ロラン・バルトが合計数ヶ月間の日本滞在の経験をもとに書かれた、ありそうでありそうもない日本論。ロラン・バルトらしく文章は断片によって成り、エクリチュールの対象となるものは多岐にわたる。俳句、都心、箸などイカニモなモノから、日本語などの言語などの正統なモノ、天ぷら、さらにはパチンコまで、その奔放かつ濃厚な記述の射程は上下左右幅広い。モノによっては「ホントか?」なんて思わされるところが少なからず見られるが、箇所によってはまさに鋭い記号論の目で日本の断片に切込みを入れられている。これまたロラン・バルトらしく、文章は難解。翻訳の問題ではなく(翻訳しきれないところがゴロゴロあるから問題があるのはそもそも当然だが)、そもそも原文が難しいのでしょうがない。相当興味がなければ、なかなか読み解くことが出来ないハードな本。日本人でさえ、その内容にはエキゾチックなものを感じる。
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5つ星のうち 5.0
バルトを“読む”,
By 東京砂漠バダウィ (東京都新宿区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 表徴の帝国 (ちくま学芸文庫) (文庫)
この著作を文化論として読むならば、些細な誤謬やオリエンタリズムによる恣意的な解釈に対する指摘も理解できる。しかしこれはひとつの「文学」として読むべきだろう。 この作品を読み終えたときの何とも言い様のない感動は忘れることができないが、それはバルトが捉えた日本文化への郷愁などではなくて、バルト自身に対して、バルトのその真摯な眼差しに対して、文化という名の人々の営為に対して、それを支える全てのエクリチュールに対しての感動であったのだと思う。 これを読んで以降は、バルトの思想というより、むしろ「バルトを“読む”」といった感覚で彼の著作に接している自分に気付く。
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