小さいころからうちにグランドピアノがありましたが、クラシックには全く興味のない人生を送っていました。
85年当時、NHKスペシャルか何かで、ショパンコンクールを偶然みて衝撃を受けました。
ショパンというものすら、よく分からなかった私ですが、お上品で退屈なものだというわたしの間違ったクラシックの概念をふっとばすだけのインパクトがありました。
ブーニンの、まるでピアノ(あるいは、ピアノを通して何かと)と戦っているような演奏が、子ども心に非常に印象深かったです。ピアノ協奏曲の演奏の最後、観客のワーッ、という歓声と拍手を聞きながら、ものすごく興奮したのを覚えています。クラシックを聞いて、感動するとか興奮するとかは、中学生のわたしには生まれてはじめての経験でした。
なけなしの小遣いをはたいて、このショパンコンクールのLP(ファイナルと、予選もの)を買いましたよ。100回は聞いたんじゃないかと思います。
その後、ショパンをきっかけにしてクラシックを聴くようになり、今はもっぱらモーツァルトばかりですが、クラシックへの扉を開いてくれた、記念すべきアルバムです。
その後、いろんなピアニストのショパンを聞きました。伝説になっている、ポリーニのショパコンのファイナルでのピアノコンチェルトの演奏も聴きました。彼らに比べたら荒削りでミスタッチが多いけど、やっぱりブーニンのピアノコンチェルトの演奏が好きです。
CDは持っていませんが、DVDが出たら買いたいです。
ブーニンが好きな方でしたら、シューマンのクライスレリアーナの演奏もお薦めです。