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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
モンゴル人固有の貴重な生活文化遺産,
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レビュー対象商品: 街道をゆく (5) (朝日文芸文庫) (文庫)
著者司馬遼太郎氏のモンゴル訪問は生涯に二度。本著はそのうち、今はひと昔三十二年前に遡る一九七三年の最初の訪蒙紀行です。その時から今日に至る途上、モンゴルは社会主義から市場経済導入へ、という大転換を経験しました。ロシアと中国が外交上の最重要二ヵ国であることが不変とはいえ、昨今の歴代米大統領の初訪蒙、三万人とも言われる在韓の留学・出稼ぎ蒙人に象徴されるように、モンゴルを取り巻く諸環境は大きく変化しています。貧富の差も拡大し、在蒙の小生からみて残念ながら、とくに全人口の三分の一が集中して都市化した首都ウランバートルでは、当時は無かったと書かれる「泥棒」も横行、物質文明の大波は確実にモンゴルの“良き”伝統に襲いかかっています。一方「家庭への客人の接待」「素朴でおおらかな性格」「人の顔を忘れない天性」「薫る大地と匂う草原」「満天の星と長大な天の川」「故郷を詠った詩」「学問への積極性」は今日も健在です。人為に侵されない“守られた”広大な自然と、血統に染み込んだ自尊の遊牧文化に根ざす、モンゴル人固有の貴重な生活文化遺産を本書は映し出しています。彼らが中国人を嫌う国民感情についても、農耕と遊牧の文化的差異にも注目しながら、漢・蒙両民族が相容れなかった歴史を紐解きながら解説されています。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
心のバイブル,
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レビュー対象商品: 街道をゆく (5) (朝日文芸文庫) (文庫)
初めて読んだのは中学校の国語の教科書で、「星の草原」の章だった。星を見に海外へ行くとすると平均的に北欧とかの地名が聞かれるが、この教科書を読んだ私達は皆モンゴルと言ったものだ。司馬遼太郎がモンゴルに深い憧れがあったのは有名な話だが、文中、彼の踊るような心が伝わってくるようだ。
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
この本を読んでモンゴルへ行きました,
By 蘇冬 "三本の桂" (北海道) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 街道をゆく (5) (朝日文芸文庫) (文庫)
動かないものが何もない東京という都市にいた時、生まれ故郷の北海道の何も動かない風景を無性に見たくなった。そんな頃、この本を読んだ。数年後、初めての海外旅行がモンゴル国という変人をやってしまった。 でも本当に行って良かった。何十kmも続く草原。空気がきれいなのではるか遠くでも、すぐ近くに見える山々。 ゴビ砂漠で夜、寝転んで視た満点の星空、北海道の何倍も星が視えた。夜、砂漠をかける野生馬の群れも見た。 飛行機が雨に濡れた草原にうまり、400kmの雨でぐちゃぐちゃになっている草原をオンボロバスに揺られて首都に戻ったこと。 酔っ払ったおじさんに中国人と間違えられて蹴飛ばされた事。やっぱり中国人は大嫌いなんだね。 あの時出会ったモンゴルの人々は今どうしているだろうか?
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