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街道をゆく 35 オランダ紀行 (朝日文庫)
 
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街道をゆく 35 オランダ紀行 (朝日文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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内容紹介

司馬遼太郎の『街道をゆく』が、読みやすい新組みに生まれ変わって再登場。全43巻、5冊同時刊行。まことに世界は神がつくり給うたが、オランダだけはオランダ人がつくったということが、よくわかる──いち早く自律主義や合理主義、近代的な市民精神を持ったオランダ。レンブラントやゴッホ、スピノザらを生んだ風土や日本に果たした役割を思う。

内容(「BOOK」データベースより)

ときあたかも1980年代末の土地バブルに踊る日本をあとに、「国民が国土を創造した」オランダを訪ねる。鎖国時代の日本にとって、暗箱にあいた針穴から射しこむほどのかすかな外光がオランダだったと著者はいい、プロテスタント精神の発露たる商業活動が育てた自律的、合理的な国民性をゆく先々で実感する。さらに、レンブラントやゴッホの絵画への著者の深い理解が共感を呼ぶ。

登録情報

  • 文庫: 440ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版; 新装版 (2009/4/7)
  • ISBN-10: 4022644893
  • ISBN-13: 978-4022644893
  • 発売日: 2009/4/7
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
 司馬遼太郎の『街道をゆく』シリーズを初めて読んだ。随筆として書かれた本シリーズは、多少とりとめない印象を受けるが、丁寧に読むと上質のヨーロッパ文明論であることがわかる。数多くの歴史小説を書いた著者だけあって、歴史上の知識の豊富さは驚くほどだ。著者の歴史小説は、ほとんど日本か中国が舞台だが、ヨーロッパの歴史についても大変くわしく、司馬史観と呼ばれる文明観に基づいて、単なる教科書的な知識ではない本質的な理解に達しているということを改めて感じた。例えば、同じヨーロッパの中でも、フランスのように料理文化が発達している国と、イギリスのようにそれほど美食を追求しない国があるのが不思議だったが、なるほど、その違いは彼らの宗教観の違いからきていること、また17世紀オランダを代表する画家レンブラントの絵が非常に写実的なのは、当時のオランダ社会の主流を占めていた商人の考えかたからきていること、そして同時代の画家ルーベンスが、まったく違った作風の絵を描いたことを、カトリックとプロテスタントの違いから説明していること等への著者の説明に納得できた。そして、商人の国だった17世紀のオランダこそが、現代に通じる資本主義的考え方そして株式会社等の組織の起源だったことを理解することができた。歴史を振り返れば、オランダは江戸時代に外交関係を持っていた唯一のヨーロッパの国であり、我々日本人に大きな影響を与えた存在だったことを改めて思い出させてくれた。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
オランダの歴史やオランダ人気質についてうまくまとめてあります。司馬遼太郎の本をうまくまとまってるなんて、私が誉めるのもおかしいのですが(笑)。とても読みやすくて、内容も正確です。オランダ人って「オランダ語」に固執してないんですよね。だから、オランダでは英語がかなり通じるし。オランダって超先進国?考え方が進んでますよね。時には理解できないくらいに・・・。自己責任の国なのでしょうか?でも、人間そんなに強くないからある程度法律で規制されないと秩序がなくなるんじゃないかと私は思うのですが。オランダに行く予定のある人、オランダ人の友達がいる人は読んでみてください。
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
オランダにある工場の担当になって約半年。オランダの人と国を知ろうと読んだのが「物語オランダ人」。これで愛すべき国民・国と思いつつも一気にマイナス方向に触れてしまったオランダ人・オランダ国像を,プラス方向に戻してくれる書。歴史的観点から,なぜ彼らがそういう思考をするのか?少しだけ分かり,共感できるようにさえ思えてくるのだ。

2冊交互に読むことをお勧めしたい。

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