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街道をゆく 33 白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文庫)
 
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街道をゆく 33 白河・会津のみち、赤坂散歩 (朝日文庫) [文庫]

司馬 遼太郎
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

司馬遼太郎の『街道をゆく』が、読みやすい新組みに生まれ変わって再登場。全43巻、5冊同時刊行。平安朝の貴族や文人、芭蕉らの奥州への憧れの歴史から始まり、幕末の悲劇、会津藩に思いを巡らす「白河・会津のみち」。霊南坂や溜池付近を歩きながら、乃木希典の幼少期や高橋是清の人生などについて触れる「赤坂散歩」。

内容(「BOOK」データベースより)

「奥州こがれ」を持ち続けた著者は、高名な白河の関から旅を始める。戊辰戦争の舞台となった白河を歩き、会津若松に向かう。会津藩への思いは深く、「私には、強い同情がある」と、あらためて念を押す。舞台が変わって「赤坂散歩」は以後につづく東京編の第一作。勝海舟、乃木希典といった人物のほか、大岡越前守、浅野内匠頭の妻、瑤泉院も登場し、江戸時代に引き込まれる。

登録情報

  • 文庫: 341ページ
  • 出版社: 朝日新聞出版; 新装版 (2009/4/7)
  • ISBN-10: 4022644877
  • ISBN-13: 978-4022644879
  • 発売日: 2009/4/7
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By ともぱぱ 殿堂入りレビュアー トップ50レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
街道をゆくシリーズのいつもの作品のように、話は様々な時代に及び、飽きることがないが、この巻で私が特に関心を惹かれたのは、南都仏教のいわば最後の切り札として、当時最新の仏教を導入しようとした最澄と論争を繰り広げた、会津の徳一という僧に触れたいくつかの章である。その論争とは何かーすべての衆生が仏性を持つのか、それとも仏性を持つ人は限られるのか、という仏教の根幹にかかわる論争である。前者が勝つことにより、しかも旧仏教側の徳一という難敵との論争であるが故に最澄の考えを記した書が多く残るという結果を生んだことにより、後に浄土宗などの広く衆生の救済を目指す日本的な鎌倉仏教が花開く土台が築かれたのである。

したがって、本書は「叡山の諸道」と合わせて読むことをお薦めする。そして、いわば最澄の考えをまとめる、引き出し役として徳一という僧にまつわる種々のエピソードを手際よくまとめる作者の手腕には、いつものことながら脱帽する次第である。
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