登録情報
|
|
あなたの意見や感想を教えてください:
|
||||||||||||||||||||||
|
最も参考になったカスタマーレビュー
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「東北の山河や海をみたいとおもったが、どこへゆくというあてはない」。」,
By
レビュー対象商品: 街道をゆく〈29〉秋田県散歩・飛騨紀行 (朝日文庫) (文庫)
秋田散歩と飛騨紀行が並列されているが、2/3は秋田散歩で、その半分ほどの分量で飛騨紀行がある。 秋田散歩はその名の通り、最初は著者の知り合いの小ネタから始まって だらだらと70頁ほど進む。いつもの司馬節になって、熱がこもり、推進力が生まれるのは、 菅江真澄が現れてから。そして内藤湖南、安藤昌益といった名前が出始めると、 もう司馬ワールド全開。 飛騨紀行の方は、「飛騨へはゆるゆるとゆくことにする」という文章から始まっているが 最初から、濃密な司馬世界がひろがっていく。
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
無名の偉人をとりあげた「秋田県散歩」も秀逸な1冊です,
By
レビュー対象商品: 街道をゆく〈29〉秋田県散歩・飛騨紀行 (朝日文庫) (文庫)
おなじみのシリーズで、今回は、秋田県内、および、益田街道沿いをめぐる2本が収録されています。「街道をゆく」を始めとする、著者の著作では、優れた業績を残しながら、歴史上、有名でない方がとりあげられるのも、一つの楽しみですが、それが端的に表れたのが、「秋田県散歩」です。著者の膨大な博識の引き出しから出される、そういう人々の業績に触れ、「一体、どういう人で、どんな人生を送ったんだろう」と夢想することは非常に楽しい作業で、今回も楽しませて頂きました。 飛騨は、自分自身も旅したことがあるのですが、単なる観光旅行では気づかなかった飛騨の街の歴史がわかり、この本をもって、再度、旅してみたいと思わせるものでした。 シリーズのファンの方には、お奨めの1冊です。
1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
街道をゆく(29)秋田県散歩・飛騨紀行の読後感,
By 古史田 元 (大阪府枚方市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 街道をゆく〈29〉秋田県散歩・飛騨紀行 (朝日文庫) (文庫)
司馬遼太郎さんが亡くなられて13年になろうとしている。連作“街道をゆく”をずっと読んでいるが、恰も傍に司馬さんがおられるような感じを持つことがある。秋田県散歩・飛騨紀行もまたそうであった。 連作のどれもが、各地の「街道」にことよせた「その地にまつわる歴史の細部」が具体的に再現されているような思いをもたされることが書かれている。 通常の歴史書では知る事が出来ない話が全編を通じて語られている。日本における歴史書は西暦紀元前の中国の人・司馬遷が書いた「史書」が大きい影響を齎したことにより書かれ始めたとされている。古事記、日本書紀が最初の歴史書とされている。これらは、歴史の各時代における國の統治者をめぐる様々な出来事、争いなどを中心に据えて書かれているようにも読み取れる。 併し、司馬さんの「街道をゆく」は、各時代における人々の精神活動(文化)がどのようなものであったかについては私どもが知っている歴史書には皆無ともいえるような、つまり殆んど出てこないことばかりが書かれている。 ひとことでは言い表しがたいが、秋田県の東北部の現在の鹿角市や岐阜県の飛騨地方は、それぞれの県の中では、それぞれ別の国のような地理的背景を持ちつつ「文化と人の交流の積み上げ」によって、どのように発展し今日に至ったかを知るヒントになるようなことが書かれているのである。 このような著作は司馬遼太郎という作家だからなしえたことであり、氏の博覧強記とも言うべき知識の豊富な事は驚異であり、氏の読書の範囲の奥深さには畏敬の念すら覚える。 街道をゆくを読むに当っては、日本の歴史年表における時代区分を知り、各時代の政治・経済・軍事(争い)などの概略を知り、その時代の社会構造を知れば、一層の興趣を持って読むことが出来るものと思う。
あなたの意見や感想を教えてください: 自分のレビューを作成する
|
最近のカスタマーレビュー |
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|
|
|