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5つ星のうち 5.0
日本史の巨人、ザヴィエルのゆかりの地を巡る。,
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レビュー対象商品: 街道をゆく 22 南蛮のみちI (朝日文庫) (文庫)
司馬遼太郎・街道をゆくシリーズの海外篇はどれも面白い。この南蛮のみちIは、日本に西洋の息吹をもたらし、16世紀の日本を活気あるものにしたフランシスコ・ザヴィエルのゆかりの地を訪ねる。ザヴィエルは何人か? 今の地図ではスペイン人ということになるが、正確にはスペインとフランスにまたがり、独自の言語と文化を持つバスク地方の出身。彼が幼い時にほろんだナバラ王国の貴族の家系で、ザヴィエルは彼が生まれた城の名前である。その彼の若き日の足跡を辿って、学生時代を過ごしたパリからピレネー山脈へと足を運ぶ。ザヴィエル城を訪ねる場面は感動的だ。 司馬さんは、はるばる日本にまで来て西洋の文化をもたらしたザヴィエルに対し、我々日本人はいくら感謝しても足りない、南蛮人の渡来がなければ日本史は寂しいものになっただろう、と考える。全く同感だ。 本巻は、ザヴィエルの人生を辿るだけでなく、イエズス会の同志にも触れ、現代のバスク問題にも踏み込む。いつもながら、著者の博識と好奇心に驚く一冊だ。
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