最近とみに「おつまみ」レシピの本が多くなってきたと感じるのは気のせいでしょうか?
下手すると内容的にはさほど違いがなかったりする多くのおつまみレシピの中で、この本は私とウマが合うナイスな1冊です。
たとえば最近「ふたりのおつまみレシピ」という他の方が書かれた本を読んだのですが、レシピはきれいでおいしそうでもなぜかしっくり来ない。
ところがこの行正さんの本はレシピの秀逸さもさることながら、「楽しい家呑み10原則」という欄がこれまたすばらしいのです。
肩ひじはらずに、でもほんのちょっと意識することで味も雰囲気もガラリとかえることができる楽しい10の原則が紹介されているのですが、その中で特に気に入ったのが
「調味料は奮発する」
そうそう、そうなんです。
折角の力作も調味料一つでできあがりは雲泥の差。
もちろん紹介されたレシピの数々も酒呑みの弱いところを巧みについてくるものばかり。
下町の居酒屋が好きな人は必見!
さらに、そんなざっくばらんなところに女性ならではの気遣い(たとえば「照明と音楽はお酒の味を変える」)をプラスしたのがこのセンスのよい1冊なのです。
ただし、ひとつだけマイナスなのが「調味料は奮発する」と言っておきながら、一部のレシピには「うま味調味料」(=化学調味料)の文字が…。
行正さん、そんなもの使わなくたって十分おいしくできるよ!
と言うか使うべきではないぞ!と。