新司向けの行政法の文献としては、藤田宙靖『行政法入門』、次にこの行政法1、救済法は塩野2か宇賀2、演習書として『事例研究行政法』と『紛争類型別行政救済法』で決まりでしょう。宇賀1は判例の紹介と分析は非常に丁寧ですが、従来の体系を崩しているので、最初に読む本としては不向きでしょう。救済法は塩野・宇賀が双璧で、おそらく類書は追随を許さないと思います。この塩野行政法1は、実に水準が高い記述で、著者の一貫した思想がよく現れています。注にも極めて重要な記述がありますので、1回目に通読するときには注は読まなくともいいですが、2回目には必ず読んだ方がいいと思います。司法試験の合格を目指す者にとっては、必須文献と思います。