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行動経済学―感情に揺れる経済心理 (中公新書)
 
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行動経済学―感情に揺れる経済心理 (中公新書) [新書]

依田 高典
5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

完全無欠な人間が完全な情報を得て正しい判断をする―これが経済学の仮定する経済人である。だが、現実にはこのような人間はいない。情報はあまりに多く、買い物をしたあとでもっと安い店を知って後悔する。正しい判断がいつも実行できるわけではなく、禁煙やダイエットも失敗しがちだ。本書は、このような人間の特性に即した「行動経済学」を経済学史の中に位置づけ直し、その理論、可能性を詳しく紹介する。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

依田 高典
1965年、新潟県生まれ。1989年、京都大学経済学部卒業、1995年、京都大学大学院経済学研究科修了、博士(経済学)。現在、京都大学大学院経済学研究科教授。その間、イリノイ大学・ケンブリッジ大学客員研究員などを歴任。専攻・情報通信経済学、行動健康経済学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 242ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2010/02)
  • ISBN-10: 4121020413
  • ISBN-13: 978-4121020413
  • 発売日: 2010/02
  • 商品の寸法: 17.5 x 11.1 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.4  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By sumi
形式:新書
行動経済学では、合理的経済人の仮定に立脚する伝統的経済学の枠組みを離れ、人間の合理性の限界から生じる、最適性基準から外れた経済行動にとりわけ関心が向けられる。また、行動経済学の別名ともいえる「経済心理学」が示唆するように、心理学の方法論が積極的に取り入れられている。これら二つの点から、行動経済学の解説書においては、伝統的経済学の記述的側面についての弱点がことさらに強調される傾向にある。本書もその点は基本的に同様であるが、経済学の発展過程の中に行動経済学を位置づける試みがなされており、類書とは差別化が図られている。

本書で気になるのは、説明が不親切と感じられる箇所がしばしばあること。例えば、ベイズの定理については公式が示されるだけで、式の意味するところの順を追った解説はなく、ベイズの定理で上手く説明できる例も紹介されていない。そのうえで、ベイズの定理より導かれる結果からの乖離が取り上げられている。基準となる定理の吟味もなしにそれからの逸脱のみを例示することにどのような意味があるのか疑問に思う。もう一つ例を挙げると、期待効用理論の規範的合理性と記述的合理性を論じているところ(初版:p.218)も説明不足と思う(誤植として済ますにしてもやや飛躍がある)。

とはいえ、類書では得られない情報や掘り下げ方、最新の研究成果の紹介などは興味深い。事例の羅列を避けて体系化を意識して書かれていることにも好感が持てる。ある程度の経済学の知識を前提とした上での細かな話題もあり、経済学を一通り学んだ人向けといえる。
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 道端 VINE™ メンバー
形式:新書
近年研究がさかんな行動経済学の入門書です。

トピック豊富に興味を刺激するアメリカタイプのエッセーではなく、既存の経済学と往来させながら、ニューロエコノミクスまで解説しています。数理的な素養があれば経済学の知識がなくても通り一遍の理解はできますが、あくまでも中級程度のマイクロの延長上で議論をしています。

第一線で活躍する自身の関心を反映させたトピックを手堅く説明した、著者の顔の見えるいい入門書だと思います。経済学に覚えのある人の1冊目に最適ではないでしょうか。「お勉強」志向なのに文献案内がないのが少々残念。

ベイズの扱いが小さいので気楽に読めます。ベイズや、より心理学寄りの内容は、同シリーズの市川伸一『考えることの科学』がおすすめです。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 経済学というと、論理的かつ合理的と考えられ、一定の回答のようなものがありますが、その経済学の根本である、「人」そのものに対して、どのような仮定を置くか。

 その仮定を、「人とは合理的経済人である」とした今までの経済学から、「人とは経済計算だで判断するのではなく、恐れや自信過剰、後悔といった感情に日々揺れる存在」としてとらえる、人間の限定された合理性を中心に最適な行動から乖離した現実の経済行動を分析した新しい経済学こそが行動経済学です。

 その行動経済学を、分かりやすく初心者向けに行動経済学が研究され始めた経緯から、その内容まで最新の研究をふまえて書かれたのが本書です。

 行動経済学の流行の原因は、人の経済活動の実態が、合理的に考えられる経済活動と乖離しているということもありますが、その根底には、心理学の発達と影響があげられます。

 サミュエルソンの経済学が数学に取り込んだように、行動経済学は心理学を取り込んで、人の経済活動をとらえようとしています。

 それだけ、人間の経済活動に合理性がないということの裏返しなのですが、結局は、人をどうとらえるかという哲学的命題こそが経済学の中心にあるというところがおもしろい。
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行動経済学の概説書の決定版
行動経済学ブームのような形で、様々な概説書、入門書が書店に並んでいますが、本著には類書には無い、掘り下げがあります。第一線の研究成果を、学者の視点から、一般の人に... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: 正木ユタカ
行動経済学とは
すこし流行っているようなんで読みました。難しいかったです、わかったようなわからないような。一から出直してさいど読み返してみたいといまは思っているのですが・・・
投稿日: 8か月前 投稿者: あかろふ
行動経済学が良くわかりました
己の心に問えば簡単にわかるようなことを
数式を用いて如何に難解に説明するか
行動経済学ってつまりこうゆうことですね
投稿日: 11か月前 投稿者: ueo
人間の非合理性を前提とした新しい経済学
行動経済学者としての自身も垣間見れる雄弁な語り口によって、行動経済学の歴史や概要を伺うことができる。... 続きを読む
投稿日: 12か月前 投稿者: のの
行動経済学の見方
行動経済学のエッセンスと古典的な経済学との対比による位置付けが
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投稿日: 21か月前 投稿者: 梵太
読者を選ぶが、数式を理解出来る人には得るものも多いだろう
 先ずこの本、読者を選びます。「関心があるから」程度のレベルでは返り討ちにあいます。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: 藤崎健一
行動経済学の入門書
京大大学院で情報通信経済学と行動経済学とを隔年に教えるというおそらく珍しいタイプの経済学者が、一般の方向け(著者談)に行動経済学の入門書として書き下ろした新書。<... 続きを読む
投稿日: 2010/4/29 投稿者: 黒木 学
趣は新ただが・・・
行動経済学の入門書は数多くある。
その中で本書は、経済学史や哲学史の中に行動経済学を位置づけようとする、新たな趣の本である・・・... 続きを読む
投稿日: 2010/4/23 投稿者: θ
行動経済学を通じて、経済学を見る
禁煙の研究、ブロードバンド経済学でおなじみの氏の最新刊ですが、そもそも経済学者としてどのような取り組みをしているのか、分かりやすくかつ深く論じています。現代経済学... 続きを読む
投稿日: 2010/4/4 投稿者: estate4
やや趣の異なる「行動経済学」の概説書
... 続きを読む
投稿日: 2010/4/3 投稿者: 仮面ライター
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