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行動学入門 (文春文庫)
 
 

行動学入門 (文春文庫) [文庫]

三島 由紀夫
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

行動は肉体の芸術である。にもかかわらず行動を忘れ、いたずらに弁舌だけが横行する現代の風潮を憂えて、男としての爽快な生き方のモデルを示したエッセイ集。死の直前に刊行された。解・虫明

登録情報

  • 文庫: 238ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1974/10)
  • ISBN-10: 4167124017
  • ISBN-13: 978-4167124014
  • 発売日: 1974/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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19 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この本は、「行動学入門」「おわりの美学」「革命哲学としての陽明学」の3部からなっています。

「行動学入門」では、行動と意識の関係について、著者の体験談などを用いて解説しています。

「おわりの美学」では、20個以上のモノ(結婚・電話・嫉妬など)を題材に、わかりやすい例を用いつつ、三島の視点から考察しています。

「革命哲学との陽明学」では、大塩平八郎・西郷隆盛(一度は聞いたことがある名前ではないでしょうか)などを例に、陽明学というものを紹介しています。

ちなみに、「行動学入門」と「おわりの美学」は雑誌に掲載されていたということもあり、わかりやすい文書で書かれているので非常に読みやすいです。
行動学に興味がなかったり、三島由紀夫の本と言われると抵抗がある方でも、楽しめる内容ですし、このようなモノの見方もあるんだ、という参考にもなると思います。

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13 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 この作品が書かれたころは、60年代の学生運動華やかりしころですから、なにぶん時代に合わない所も少々はあります。ファッションに関する記述や当時の風俗に関連する部分などです。ですが、この作品には普遍の記述が多くあります。むしろ、情報や姿を開示し活動することを余儀なくされる現代では、まさにこの本が述べるような「正々堂々」たる行動主義が求められるのかもしれません。

 作者は学生たちをこう揶揄します。「自分たちが正論であるなら、なぜ顔を出し闘わないのか、なぜ大掃除でもするかのような格好をして、集団に紛れて野次を飛ばすのか」

 この書は、現代こそ必携の書なのかもしれないです。
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By PIVO
著者の頭の中を覗けるような本。「思想や論理がある目的を持って動き出すときには、最終的には言葉や言論ではなくて、肉体行動に帰着しなければならないことは当然なのである」(12頁)、「行動は一瞬に火花のように炸裂しながら、長い人生を要約するふしぎな力を持っている」(13頁)あたりは、彼のその後の行動によって実証されたということか。「童貞のおわり」では「真の「童貞のおわり」とは・・・男が動物の雄としていさぎよく、最も美しく生き、迅速に死ぬときにしかあらわれない」(92頁)としている。それなりに納得してしまう。
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