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行くのか武蔵
 
 

行くのか武蔵 [単行本]

好村 兼一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

乱世を生き抜き、勝利こそ正義と信じる父・宮本無二。類を見ぬ一途さで、天に背かず己の道を生きんとする子・宮本武蔵。剣豪武蔵誕生と巌流島の秘話、人の世を生きる意味を描く、大型新人の書き下ろし衝撃作!

内容(「BOOK」データベースより)

乱世を生き抜き、勝利こそ正義と信じる父、宮本無二。類を見ぬ一途さで、天に背かず己の道を生きんとする子、宮本武蔵。武蔵誕生の秘話、人の世を生きる意味を描く書き下ろし衝撃作。

登録情報

  • 単行本: 381ページ
  • 出版社: 角川学芸出版 (2010/2/11)
  • ISBN-10: 4046215003
  • ISBN-13: 978-4046215000
  • 発売日: 2010/2/11
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.6 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
魚住孝至氏の武蔵研究書「宮本武蔵(岩波文庫)」で新資料や現存の資料を徹底検証し、1から武蔵像を再構築した結果、従来の武蔵とはかけ離れた武士の誇りを重んじ、自然に逆らわず一心に剣の理想を追いもとめた人物像が浮き彫りになり、これが真実の人間武蔵に近いに違いないという一応の結論が出た。

この作品はこの研究書を小説という形式で、分かりやすく宮本武蔵という剣客の半生を、養父宮本無二を主役として、武蔵が生きた時代背景や風俗も交えつつ実に面白く生き生きと描かれている。
二刀流の本当の開祖を無二とし、それを受け継いだ武蔵が更に完成を目指して修業する様や、正々堂々の勝負に徹する武蔵に対し、勝つ為には手段を選ばず、何事にも貪欲な無二との人物対比も実に興味深い。

有名な有馬喜兵衛、秋山某、吉岡一門、佐々木小次郎との決闘はこれまでの小説とは一味違っており、時代背景に忠実で実にリアルである。
特に「沼田家記」に記載されている、小次郎が武蔵に打たれながらも蘇生した後、武蔵の弟子達に殺されたという賛否両論説を、実は養父無二の謀だったというどんでん返しには思わず絶句する。

この作品を読むと今まで小説や映画、TVなどで描かれていた武蔵のイメージが一新すること請け合い。武蔵ファン必読である。
願わくは武蔵の後半生を描いた作品を発表してほしい。本当の武蔵の人生や剣理は後半生にこそ味わい深いものがあると思うからである。
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虚構の世界 2011/3/16
By Ryo
形式:単行本
作家達はなぜ自分の都合のよい部分だけをとりあげ史実に目をそむけるのだろうか。
宮本武蔵と新免無二の関係は、息子伊織が残した神社の棟札にも次のように書いてある。

 《作州の顕氏神免なる者有り。天正の間嗣無くして筑前秋月城に卒す。遺を受け家を承るを武蔵掾玄信と曰う。
後に氏を宮本と改む。亦子無くして余を以て義子と為す。故に余、今其の氏を称す》

即ち、作州の名族神免(新免)氏に跡継ぎがなく、遺言によってその神免家を継いだのが武蔵玄信である。
のち宮本武蔵と称したが、また子がなかったので自分が義子(養子)になり宮本を称するようになったと述べている。
幼少に無二の養子になったのではなく無二の死後である。
面白く書くのはよいが、これだけ異説が乱立する武蔵はやはり偉大な人物ということか。
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形式:単行本
日経新聞の書評で文芸評論家の縄田一男氏が★★★★★(読まなきゃ損する)
と評価している。読んでよかった。一般的には武蔵は「粗野乱暴の武蔵、勝つためには手段を選ばぬ冷血無慈悲の武蔵、遅刻常習の武蔵、仕官を求めて困窮失意の武蔵」
とされている。作者はこれとは正反対の武蔵を書いた。続編を好村賢一先生に是非お願いしたい。
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