一部は、テレビコメンテーターへの茶の間的ツッコミ。
一部は、現実を逃避する若者をでっちあげてのお説教。
一部は、現場を知らない学者が何を言ってるんだという文句。
一部は、元サラリーマンによるサラリーマン自慢。
一部は、株が博打だという至極当たり前の話。
一部は、年配者の気持ちをまったく無視した夢見話。
一部は、官僚も民主党もなっちゃいないという御託・・・。
この本で著者は、偽善的な社会に対して毒を吐いているようなのですが、
その毒に切れ味がありません。新味もありません。
ネットで不満を語り合う若者に対して
「いったい、今の世の中がどれほど悪いというのでしょう。」と語る一方で、
民主党や官僚を批判して今の日本は不幸だと嘆いてもいます。
矛盾点はもとより、思慮を欠いた主張と軽薄な物言いが目に余ります。
この程度の話なら、飲み屋でするだけにしていただきたかった。
「衆愚の時代」という大袈裟なタイトルに、
羊頭狗肉で儲けようとする出版社のあざとさを感じます。