「血潜り」「金魚鉢男」
非常に奇妙な言葉につられてページをめくると・・・。
そこはいかにも平凡な・・・ちょっと過去の日本のどこか(やや田舎かな?)を思わせる風景。平和な日常にしのびよる長身の影・・・それは「金魚鉢男」。彼は異様な吸血鬼であり、人々を金魚に変えていくのだった・・・。
ヒロインの「林檎」はスクール水着を身にまとい、日々「金魚鉢男」の「金魚毒」より人をすくうため、懸命に「血潜り」をするのだった・・・。
ちょっと以前の日本を思わせる懐かしい風景は居心地がいいし、ヒロインの林檎は愛嬌があり、真面目でちょっととぼけたとこがなんとも可愛い。「金魚鉢男」の風景にいつしか映りこむ神出鬼没さ。「血潜り」の体内の異世界での金魚毒との戦いの迫力。ここで「血潜り」の使う小道具も実に味なものです。登場人物も自然で親しみを感じる。深刻なだけでなくちょっと気の抜けたとぼけたおかしさも混ざって・・・。
個性あふれた魅力溢れるいい漫画です。是非是非ご一読下さい。