同じ人間同士なのに、人はいかに残虐なことをしてきたかを中世までのヨーロッパで起こった出来事で振り返る。
項目としては、魔女狩り、病気と戦争、風俗・衛生、聖書と神話、宗教など広範囲に渡っている。
読者は、いわばホラー映画観るのと同じ好奇心から手にするだろう。処刑や決闘の場面は目をそむけたくなる場面があるものの、昔のひどい衛生状態や、ギリシア神話とキリスト教の共通項は知識としてためになった。
ただ、人権尊重や男女平等という点では今と正反対のことが書いてあること、またヨーロッパのみならず世界各地で同じような行為があったことを自覚して読む必要がある。
手放しで誰にもはすすめられないから★をマイナスしたが、内容的には充実している良著だと思う。