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血のスープ <怪談篇> (光文社文庫)
 
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血のスープ <怪談篇> (光文社文庫) [文庫]

都筑 道夫
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ハワイ。小野寺慶吉は女装のホモセクシャル、ケイの誘いに応じた。事後、慶吉の太腿に残った二つの噛み痕が前兆だった。日本に戻った慶吉のもとへ、ケイから指令が届く。“食事の用意を、若い健康な日本人を”不可思議なケイの力に操られ、慶吉は生贄を探すが…。謎の存在、ケイの正体は?吸血鬼を超えるホラー!(血のスープ)ほかに傑作怪談短篇を多数併録。

登録情報

  • 文庫: 546ページ
  • 出版社: 光文社 (2003/4/10)
  • ISBN-10: 4334734758
  • ISBN-13: 978-4334734756
  • 発売日: 2003/4/10
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By mutantmogura トップ1000レビュアー
形式:文庫
著者の怪奇小説は、私の知っている限りでは、最近復刊された「怪奇小説という〜」以外は、すべて短編である。
「雪崩蓮太郎」もののようなシリーズものもあるが、多くは単発ものだ。
それは、怪奇小説に対する著者のポリシーであろう。
たしか著者はアンソロジー「異形の白昼」のなかで、怪奇小説は短編にかぎる、ということを述べていたと思う。
「異形〜」は、なかなかにレベルの高い怪奇小説アンソロジーであった。

さて、本書は著者の怪奇小説集成である。
本書一冊を読めば、著者の怪奇小説に対する考え方が良く分かる。
エッセイ「死体を無事に消すまで」の中でも言及されていたが、著者は不気味な存在が、具体的にその姿を見せるのが好きではない。

正体の分からない恐怖が、じわじわとせまってくる、というのに著者は魅力を感じていた。
だから、一時期流行した「13日の金曜日」シリーズのようなスラッシャーホラーは、著者は気に入らなかっただろう。
キューブリック「シャイニング」とか、キングなら他に「it」なんかは好きそうだが。

文章で読むのには、確かに著者の言うとおり、具体的な姿を見せない怪異のほうが、ずっと恐ろしい。
本書を読むと、著者が「四谷怪談」よりも、「生きている小平次」や「牡丹灯籠」の怪異を愛した理由が良く分かる。
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