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血と骨
 
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血と骨 [単行本]

梁 石日
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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第11回(1998年) 山本周五郎賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

1930年頃、大阪の朝鮮人密集地域の蒲鉾工場・東邦産業で働く金俊平は、その巨漢と凶暴な性格で極道からも恐れられていた。ある日、飛田遊廓の女郎・八重の虜になって錯乱した同僚が、自分の腹を切り裂いて死ぬという騒動が起こる。興味を抱いた金俊平は八重の淫蕩な女体に溺れて水揚げするが、逃げられてしまう。自棄になった金俊平は警官隊を叩きのめして東邦産業を馘になり、太平産業へ移る。数カ月後、金俊平は飲み屋を経営する子連れで美貌の李英姫を凌辱して強引に結婚するが、かつて賭場の争いで半殺しにした極道たちとの大乱闘の末、大阪を離れる。直後、太平産業では朝鮮人労働者の解雇をめぐる激しい労働争議が起こるが、それは太平洋戦争前夜の暗い時代の幕開けに過ぎなかった。

登録情報

  • 単行本: 513ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (1998/01)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4877282106
  • ISBN-13: 978-4877282103
  • 発売日: 1998/01
  • 商品の寸法: 19.6 x 14.2 x 3.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 133,558位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
骨肉の契り 2003/1/28
By blueoff
形式:単行本
最初から最後まで、淡白な文調で進みます。戦争を抱えた日本での在日朝鮮人の生活。主人公の金俊平は荒くれ者の節操なしで、なぜだかそこかしこに女を囲いますが、力でねじ伏せれば、女という女が全部、その肉体の虜になるくだりは首を傾げてしまいました。
感情移入するにはかなり高度な精神鍛錬が必要だと思ったのは自分だけでしょうか?
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9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
2004年秋ロードショー予定と言われる「血と骨」を是非とも読んでみたいと、探したがなかなか見つからず、ようやく探して、一気に読んでしまいました。暴力に対して、最初はちょっと抵抗もありましたが、そこを少し通り抜けると、不思議と次に読み進まないと気が済まなくなってしまいます。主人公の金俊平の、暴力で何事も解決してしまう、と言う生き様にはとてもついてはいけません。けれども、その暴力にはそれなりの理由があり、また酒の力を借りての仕業はどうしても畜生ではなく人間であることを感じずにはおれません。この小説の中の、金俊平と周囲の人々の生き様が、現実の在日朝鮮人の日本での戦前戦後の歴史なのかと考えると、戦争を知らない世代にとって、かなり勉強になります。

血のつながり、家族とは何か、民族とは何か、ひとりひとりが心の中に思い浮かべること間違いなしです。映画がとても楽しみです。

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11 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
こんなにひとでなしな主人公に出会ったのは生まれて初めて、度肝を抜かれました。(実在の方がモデルなのかしら?だとしたら恐ろしい)腕っ節の強さでのし歩き、なんでも力でねじ伏せて駆け抜けた人生・・周囲の人々の善意がなければそこらのドブ川でのたれ死んでいてもおかしくないのに。英姫さん、奴に優しすぎた。花子ちゃんも含めてあまりにも悲しい最期には涙がでました。私が奴の家族だったら・・例え臭い飯を何年かくらってでも寝首をかいて殺したでしょうね。奴の晩年は哀れで滑稽ささえも感じました。結局自らがしでかしてきたことが全部はね返ってきたんですもの。「因果応報」この言葉がこれほどしっくりくる物語ってそうそうないかもしれません。重量感はありますが読んで損はないと思います。しかしこの本を映画にするらしいですが、どこまで描ききれるんでしょう、興味津々です。
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