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血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫)
 
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血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫) [文庫]

梁 石日
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第11回(1998年) 山本周五郎賞受賞

出版社/著者からの内容紹介

一九三〇年頃、大阪の蒲鉾工場で働く金俊平はその巨漢と凶暴さで極道からも恐れられていた。実在の父親をモデルにしたひとりの業深き男の激烈な死闘と数奇な運命を描いた山本周五郎賞受賞作!

登録情報

  • 文庫: 476ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2001/04)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4344401069
  • ISBN-13: 978-4344401068
  • 発売日: 2001/04
  • 商品の寸法: 15 x 10 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)
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35 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 主人公・金俊平はひどい人間である。酒を飲んで暴力をふるう。大金持ちになってもケチ。誰も信じようとしない。女は性の対象としては必要、子供も必要だが、絶対信用しない。気をゆるせる人はほとんどいない。型破りな行動と体力があり、極道さえも恐れる。

 ただ、常識的な見方をした場合、少しだけいいところもある。比較的きれい好き、自分で手と時間をかけて料理を作る・・・ゲテモノ料理だが食べてみるととてもおいしいものもある。ケチな反面、節約もする。服を着飾ったりして見栄をはることは一切しない。そして、徹底した個人主義を守るためならば極道とでも戦う意志と体力がある。

 多くの日本人たちは、金俊平とは逆の性格だろう。人と協調(するふりを)しているが実は迎合している。ちょっとお金があれば外見を整えて見栄を張りたがる。料理はインスタント化、料理に限らず自分ではなるべく手をかけずサボろうとする。

 金俊平という化け物は、そんな周囲のふつうの人たちのエゴが生み出した化身ではないか。そして、俊平が借金を取り立てる相手や見栄っ張りな極道に対して破天荒な暴力を容赦なくふるう時、一瞬だが快感を覚えた。体裁で改まったフリをしている世の中をぶっこわす快感だった。

 通読すると、いろいろな人の一生を短時間で見せらた気になる。苦労し耐えながら生きた俊平の本妻も病気が見つかった後はすぐに鬼籍の人に。超人俊平も時間の流れには逆らえない。人は何のために苦労して生きるのか、はかない気持ちになる。

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4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
人間の業 2007/4/27
形式:文庫
妻の英姫に資金を用意させ、蒲鉾工場を立ち上げる金俊平。

それにしても英姫は生活力がありますね。

金俊平なんかと関わらなければ一財産築けたのではないでしょうか。

自分の子供たちにも昼夜を問わず働かせるが、工場で得た金は

家族の為には一切使わない。

相変わらず、自分の好きなように生きる男です。

その奔放な生き方が鮮やかだった分、晩年の境遇はいっそう哀れに感じる。

最後の愛人である定子やその子供たちは酷い人間だと思ったが、

定子だけの問題では無く、妻の英姫や子供たち、定子の前の愛人である

清子にしてきた事の報いではないだろうか。

自分の長男である成漢に「チャネ(あんた)、チャネ(あんた)」と呼びかける金俊平。

そして人生最後にして最悪のバッド・チョイス。

人間の業を感じさせます。
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9 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 騒乱の時代、昭和初期から中期にかけて、ある一人の、鬼をも凌駕する男、金俊平の血塗られた行き様を主体に、その時代に生きた朝鮮人社会の人間像絵巻。
 凄まじいまでの暴力と、騒乱の時代にとても言葉では言い表せないような衝撃を受けるのは間違い無いでしょう。淡々と描かれる修羅のごとく進む物語りに、現代の社会がいかに腑抜けて平和かがわかります。
 著者の父がモデルという事もあり、限り無いリアリティを感じ、ページを捲る手はとまる事の無い吸引力があり、読み終わった後の疲労感は、その時代に生きたかのような錯覚感を覚えます。
 表現的に少々惨い描写(乱闘シーンは圧巻。英姫逃避行のシーンは只々呆然)が多いのですが、そこを我慢して、沢山の人々に読んでもらいたい小説です。その時代は確かにあったのだから。現代に欠けている何かを感じ取れる小説だと思います。
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コンディション
コンディション「非常に良い」になっていたのでこちらのショップにしましたが、
上・下巻とも「可」程度のものが送られてきました。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: こう
うーん。おもしろくはないです。
まず主人公の傍若無人ぶりに腹が立ちます。
それに振り回される周りの人間の事を考えると哀れになります。... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: bouya
人間のグロテスクな側面を描ききった傑作
舞台は大阪。戦前から戦後にかけて生き抜いた、金俊平の人生を軸に書かれた長編小説。
久しぶりに再読したが、初読のときと同じように圧倒された。... 続きを読む
投稿日: 15か月前 投稿者: poseidon*
900ページ超の暴力を前にたじろぐ長編小説
... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: yukkiebeer
怪物の最期は・・・?
久しぶりに良い小説に出会えたと思う。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/13 投稿者: (*^ワ^*)
腹壊しそう…
金俊平はなかなかの…人らしい。でも料理が上手そうだ。... 続きを読む
投稿日: 2009/4/15 投稿者: エレック
在日文学の特長と限界
たぶん、かなり誇張されてる部分もあると思われるが、程度の差こそあれ、主人公のような生き方しかできない人は結構いたんじゃないだろうか。... 続きを読む
投稿日: 2006/8/23 投稿者: dragonalivedragon
これが人間だ
良くも悪くも、人間というものありようを余すことなく書き尽くしている。... 続きを読む
投稿日: 2006/8/12 投稿者: OVER30
なるようになった
下巻は金俊作が敗戦後蒲鉾工場を立ち上げて成功するところから病魔に襲われて家族に捨てられ、最後は北朝鮮に移住するまでの話。... 続きを読む
投稿日: 2005/10/18 投稿者: sirou55
金俊平は魅力ある?
はっきり言って最低な人間である。しかし、英雄肌は否定できない。そして、どことなく魅力を感じてしまうものもありました。... 続きを読む
投稿日: 2005/7/23 投稿者: 経済不自由人
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