それなりに興味深いものではあった。
ネタばらしにならないように紹介するのが困難な体裁の本。
特に画期的な手法ではないが、珍しい形態の本。
筆者のファンで、筆者の好みや普段の活動などを知っていて
それなりに共感がないとついていき辛いかもしれない。
トリビア云々ブームで筆者を知った人が予備知識無く読めば落胆必至。
紆余曲折あった(まだまだある?)筆者の活動・生態を長年ウォッチしていて、
今後も観察することを楽しみにしている人ならば必読。
不思議だったのは、長年著述業で稼いだ筆者なのに、
妙にこなれていない文章や、非常に気付きやすい誤字などが
しばしば見られた点。
個人的には、校正作業が不十分だった時代の、古い出版物の雰囲気・空気感を
醸し出す為にわざわざ意図的にちりばめられた演出と感じたが、
そのように穿った見方をしない読者であれば、
テキトーに書いてテキトーに出版された、話題性だけの本に見えるかも知れない。