大好きな某高校球児(二次元マンガ部門)の、アニメ版で、中の人をやっている、
声優さんの作品をぽつぽつ視聴してます。
これも、その経緯で、聴くことにしますた。
(私は、人の創造物は、原点尊重なので、原作読んで聴きました)
原作は、旧仮名づかいがあるし
(それでも、繰り返しに、ゝやゞが使われるくらいなので、読みやすいと思う)、
非衛生的な船上や、むさ苦しい男衆、下卑た遣り取りの描写など、
普段は、エンターテイメントやミステリー小説をきゃほきゃほ言いながら読む身には、
うーん、こんな世界に陥ることのないよう、
悪事に巻き込まれないように借金はしないようにしようとか、
分相応のことしか夢見ずに真面目に働き続けようとか考えさせられる小説でした。
ので、これのドラマCDって、聴いて楽しいかしら?と思ったのですが、
あにはからんや、ドラマCDでは、オリジナルの脚本に改変されてました。
というのが、今市子さんの『萌えの死角』(1冊目の平成21年1月発行の方)に
描いてありましたので、これは聴かねば・・・・・・・・・
原作では、もっと年かさのくたびれたおっさんのイメージの脇役の人が、
声優さんのいい声で演じられたりしているので、これはちょっとねえ・・・
CDしか聴いてない人は、小林多喜二先生の書きたかった主題が・・・まあ、伝わるでしょう。
小林多喜二先生の書きたかった主題は、原作の方で読み取ったので、置く。
『萌えの死角』の中では、
CDキャストでは、‘沢木真人x山下耕介’と今市子さんはとったと描いてあったので、
某高校球児の中の人は、男の子っぽい男の子の声なので、沢木某かと思ったのですが、
山下某の方で、沢木某の声の人が、私が思う、もろ受けの声の人なので、
今市子さんの見立てとは、相容れず、脳内変換がうまくできませんでした。
沢木攻めなら、孤高な印象は残して、もっと硬質な、か、もっとザラザラした感じ
(精悍だが人嫌い、とか、吸いも甘いも噛み分けた老獪な、とかのキャラね)の声にするか、
沢木受けなら、酷薄な印象がある沢木に、実は愛する者を失った悲しい過去があり、
もう誰も愛せないと、オホーツクの海のように冷たく凍っていた心が、
山下との出会いで、氷解していく・・・・・・という長いエピソードが必要になるであろう。
結局、脚本のキャラ設定では、どっちにも脳内変換できるんですが、
石O彰xO村O一(声の話でっせ)には、私の脳は変換できんということでした。
原作(私が読んだのは、新潮文庫の九十一刷改版九十九刷 平成二十年発行分)は、
一度目のストライキの後は、回想という感じの「附記」と称された2ページで語られて完、
となるのですが、そこは、ドラマCDでも、そうなってました。
(再度のストライキの様子は、原作でも、その時起こったことでなく、のちに回想として、
語られてるだけのなので、CDでも、そこは語りのみになっていました)
あと、CDのジャケイラストはヤマシタトモコさんなのですが、
画風でそれとは判らない、贅沢な使い方・・・・・・