劇場で見てきましたが・・・
期待とは裏腹に、ガッカリしたと言うのが正直な感想です。
映像は非常に美しかったです。
日本の美が一コマ一コマ見事な映像で表現されており、蟲師の雰囲気を非常に良く醸し出していました。
蟲のCGやオダギリジョーの演技なども賛否両論ありますが、私は良かったと思います。
しかし肝心の映画のシナリオが意味の解らないものになっており、盛り上がりも乏しく、楽しめたり感銘を受けたりは出来ませんでした。
原作を知っている私でさえ釈然としないシーンが多かったぐらいですから、原作を知らない人だと意味不明な内容ばかりだと思います。
おそらく「蟲」の神秘性を出そうとして、ハッキリとした答えを出さない展開にしたのだと思いますが、そうしたやり方は映画として間違っていた気がしますし納得できるものではありません。
原作のいくつかのストーリーを繋げて1つのシナリオにしているのですが、こんな中途半端な内容にしてしまうのであれば、むしろオリジナルストーリーにしてしまった方が良かったとさえ思います。
少なくとも原作は、ストーリーや世界観の素晴らしさで人気が出ていたものであるため、映像の美しさしか目立つところがなかった本作は、原作ファンとしては期待はずれだったと言わざる追えません・・・
意味の解りにくい、淡々とした内容の物語が2時間以上続くため、映像が美しくても飽きが来てしまいますね。 ラストも釈然としません。
一種の環境映画のような感じでしょうか・・・ 残念ながら原作とは異なり、物語を楽しむ作品ではないです。
「映像による蟲師の世界観の表現」という点においては、良く出来ていたと思います。