「蟲師」原作の魅力を忠実に映し出す「色」、そして更にひきたたせる「動き」と「音」が
この作品の私的注目ポイントです。第4集もこれに沿ってレビューを書かせて頂こうと思います。
…以後劇中の表現・台詞などの引用があり若干ねたばれかも知れませんので注意して下さい。
【色】
「春と嘯く」の空吹…冬場あんなもの見ちゃったら絶対騙されます、と断言できます(汗)。
そして「山抱く衣」…このお話は「故郷」をきちんと表現しておかないと説得力が無い
と個人的に思っていましたが、観てみたらとても説得力のある表現になっていました。
【動き】
前述の空吹や「暁の蛇」もさることながら
やはり地上波最終回「筆の海」の禁種の蟲が素晴らしかったです。
第1話「緑の座」と同様、本来命なき文字が動き出す、という表現ですが
1話のいきいきした「鳥」の動きとは全然違う、恐ろしさのある動きでした。
【音】
宇宙を感じさせる「天辺の糸」のテーマが一番印象に残っています。(次点は「山抱く衣」
効果音としては、「虚繭取り」の虚穴の中の風の抜ける音は無気味で感じが出てました。
あと「山抱く衣」の沈むギンコの裏で流れていた音楽は普段あまり聞かないもので、これも感じ出てましたね(笑)。
地上波最終回、蟲との関わりの未来という点で、筆の海あたりが来るかなと初期から
思っていましたが予想通りでした。第1集の設定画の中にも淡幽が出て来ていましたし。
淡幽の語る蟲への想いや最後の台詞が、しめくくりに相応しくまとまっていました。
「蟲師」という作品の根底にあるものを、最後まで忠実にアニメでみせて頂けたと感じています。
本当に、全てが「生きてる」アニメだったと思います。
(あと最終回後の全員集合カットが素敵だったので、この第4集に入ると嬉しいです。)
次回DVDは地上波未放映になる第5集…私はTVで視聴できないのですが
期待できそうなのでもう購入は決めてます。どの話が来るんでしょうか…