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螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫)
 
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螢・納屋を焼く・その他の短編 (新潮文庫) [文庫]

村上 春樹
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 420 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の温もりではなく、誰かの温もりだった……。もう戻っては来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。リリックな七つの短編。

内容(「BOOK」データベースより)

秋が終り冷たい風が吹くようになると、彼女は時々僕の腕に体を寄せた。ダッフル・コートの厚い布地をとおして、僕は彼女の息づかいを感じとることができた。でも、それだけだった。彼女の求めているのは僕の腕ではなく、誰かの腕だった。僕の温もりではなく、誰かの温もりだった…。もう戻っては来ないあの時の、まなざし、語らい、想い、そして痛み。リリックな七つの短編。

登録情報

  • 文庫: 189ページ
  • 出版社: 新潮社; 改版 (1987/9/25)
  • 言語 日本語, 不明
  • ISBN-10: 4101001332
  • ISBN-13: 978-4101001333
  • 発売日: 1987/9/25
  • 商品パッケージの寸法: 14.6 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (30件のカスタマーレビュー)
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36 人中、31人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 村上春樹の腕の筋肉について 2006/1/22
By くにたち蟄居日記 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 「蛍」が「ノルウェイの森」の原作ということで この短編集も有名になったと思う。実際「蛍」を読んだ段階では 結末の無い奇妙な短編という印象だった。村上春樹自身もこの短編が何処に行くかは分らなかったと告白している位である。その後 この短編の続きを読みたいと人に言われて書いたのが「ノルウェイの森」になり 村上春樹の大ブレークとなった。人生いろいろである。

 ところで 小生は(そして結構同意見も多いが)本短編集の白眉は「納屋を焼く」だと思う。これまた結末の無いミステリアスな作品ながら ざらっと感じる「闇の深さ」に引き込まれる。ここで断言してしまうが この「納屋を焼く」という言葉の意味は「人を殺す」と考えることが 一番素直な読み方だと思う。どうしようもない心の闇を抱えた登場人物が主人公の女友達を殺してしまう話だ。後の「ダンスダンスダンス」の五反田君の原型がここにある。主人公は それを分っていながら 淡々とジョギングにいそしむ不気味な話である。

 村上春樹はこのように短編で何かを掴み それを長編に練り直す豪腕に魅力がある。彼が「豪腕」に見えないのは そのソフトな語り口に惑わされるからだ。長編と その原型の短編を読み比べていると 彼の腕の筋肉の動きが見える気がする。そんな所が ある意味でとても誠実であるとも思う。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 新たなたくらみに満ちた意欲作 2003/6/9
By 竹内正浩 VINE™ メンバー
形式:単行本
「風」「ピンボール」「羊」の作家として一般には認識されていた村上春樹が、新たな一歩を踏み出した記念碑的な作品。書名(その後椎名誠などに模倣された)、装幀(安西水丸さんの手書きでラフなイメージ)など、その後の出版界に及ぼした影響も見逃せない。だから本をトータルに味わうためには文庫でなくぜひ単行本で読んでいただきたいと思う。個人的には「ノルウェイの森」よりその原型「螢」(本書収録)の方がリリカルでみずみずしくて好きだ。その他の作品も実にイメージ豊かで、作家の才能をみせつけている。日本語のテキストとしても最適だと思う。個人的には満点!
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 幻想或いは昼間に観る夢。 2012/8/29
By 街道を行く #1殿堂 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
『三つのドイツ幻想』という作品が納められているのですが、いずれも幻想的と思える短編集でした。
収録作品は、『蛍』『納屋を焼く』『踊る小人』『めくらやなぎと眠る女』『三つのドイツ幻想』です。
『蛍』は、『ノルウェイの森』の習作短編です。
瑞々しい、と言いますか、都会に残された森を通る風のような涼やかな作品です。
先に『ノルウエィの森』を読んでいましたので、秘密の小箱を空けた時のようにワクワクしました。
『納屋を焼く』が面白いですね。星新一さんと安部公房さんを連想してしまいました。
『踊る小人』はこの後の長編作のような寓話になっていて、意表を突きます。
『めくらやなぎと眠る女』は一番長い作品です。主人公が現実と白昼夢の間で揺らいでいます。
会社を早退した時など、いつもの街並みが全然違う場所に思えたりすることがあるのですが、そんな感じの不思議さがあります。
『三つのドイツ幻想』は三部構成になっています。
村上春樹さんの作品の面白さを今更ながら堪能しています。
どの作品も異なる世界のレンズを通して見える日常風景を描いているように感じられるのです。
比喩が素晴らしくて、読み手を惹きつけたまま手放さないような吸引力を持った文章です。
最高です。
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最近のカスタマーレビュー
5つ星のうち 5.0 単純にこの短編を読むのが好きです。
何度も何度でも読み返せてしまう

不思議な魅力がある短編集です。

特に

「納屋を焼く」... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: しかばねさん
5つ星のうち 4.0 読後も、?の疑問が残ったまま、想像の余地があるのが面白い。
彼女が読んでいて、本棚にあったこの小説を暇だったから開いた。納屋を焼くという短編が気に入った。読後も、?の疑問が残ったまま、想像の余地があるのが面白い。納屋を焼く... 続きを読む
投稿日: 17か月前 投稿者: SoManySoMany
5つ星のうち 3.0 少し、村上氏への認識が変わりました・・・。
村上春樹氏短編再読の第二弾になる。やはり日本の現代文学の中でも特異な才能だったんだな〜。と思わずにはいられない。著者は所謂団塊の世代に当たるのだが、その作家軍の中... 続きを読む
投稿日: 21か月前 投稿者: I Love SevenStars
5つ星のうち 3.0 すいません。あまり感動しませんでした。
村上春樹さんの作品が好きです。不思議で深い作品が多いと感じています。全て読もうとしています。

すいません。... 続きを読む
投稿日: 2011/4/11 投稿者: 太
5つ星のうち 5.0 秋の夜長に読みたい感じ
... 続きを読む
投稿日: 2010/7/17 投稿者: jinya
5つ星のうち 4.0 顕在化
ノルウェイの森の基となった「螢」を始めとして、「納屋を焼く」「踊る小人」「めくらやなぎと眠る女」「冬の博物館としてのポルノグラフィティー」「ヘルマン・ゲーリング要... 続きを読む
投稿日: 2010/4/23 投稿者: h
5つ星のうち 4.0 寮生活の話が面白くて、何回も読み返したが・・・
最初の出だしの同部屋の国土地理院に入りたがる同僚が好きでした。自分も国土地理院に入るにはどうしたらよいか考えたこともありましたが、この出だしが、ノルウェイの森の出... 続きを読む
投稿日: 2010/3/30 投稿者: 後生畏るべし
5つ星のうち 5.0 ノルウェーの森の原点
村上春樹の中でメジャーな短編集。
メジャーである理由は短編「蛍」。
この「蛍」こそ、あの「ノルウェーの森」の元になった短編だから。... 続きを読む
投稿日: 2010/1/20 投稿者: john
5つ星のうち 5.0 蛍しか読んでないですけど
この本で一番重要な作品はやはり蛍でしょう(それ以外読んでないけど)。ノルウェイ... 続きを読む
投稿日: 2008/5/14 投稿者: チャーリー
5つ星のうち 4.0 私小説の終わりと、その後のワン・ディケイド。更に、それから。
「蛍」について。
私見を述べれば、村上春樹はこの時期、実験的に
自分の「私小説」を書いて見たのかも知れない。... 続きを読む
投稿日: 2008/1/1 投稿者: 6sigma6
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