実は後編放送時に海外で視たが、宮崎あおいの名演に感動した。帰国後、殆ど毎日の様にテレビ番組サイトで再放送を検索。ヒットした時は小躍りする思いだった。オペラ「蝶々夫人」を知らなくても楽しめるが、知っていて視ると更にこのドラマの良さが倍増する。とにかく宮崎あおいの緻密な表情や隙のない演技。表情は変えずとも台詞まわしの細かいトーンで心を表現する繊細さ。また西田敏行をはじめとする脇役陣のこれまたスゴイ演技。キャスティング、脚本(+方言指導)にも感服する。個人的には、置屋末石の女将が蝶の女学校入学のために奔走した結果、それが無理だと悟った蝶が、女将に舞妓として仕込んでくれと頭を下げた時、それでも英語は続けてよいと言った女将。この時の宮崎あおいの表情は絶品。気がついたら涙がボロボロこぼれ、不覚にも顔がグズグズになった。他にも見逃せない名シーン満載で後生に残したい名作だ。大袈裟ではなく星6個付けたい。ちょっと高いが是非とも視てほしいと思う。(プレマップが特典映像として予定されているようだ)
※2012/3/3追記:本日NHKで特別編集版が放送されたが、全体の約20%近い二十数分がカットされており見応えが半減した。ここで完全版を放送しては、本作の売れ行きにも影響するのは必至だからであろうが、あれでは”抜粋版”である意味予告編だ。是非とも当該完全版を視てほしい。わたしにこの様なコメントを入れさせて、術中にはまった感があり正直シャクなのだが、そうと分かっていてもお奨めする。
※2012/5/28追記:特典映像は放送当時の予告編の他に主だったキャストのインタビュー映像、及びアリア「かわいい坊や」を歌うシーンが収録されており見応えあり。伊作が蝶々さんに伊作の妹ユリの死を伝えるシーンでは改めて宮崎あおいの演技に感動した。