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蝦夷地別件 上 (小学館文庫)
 
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蝦夷地別件 上 (小学館文庫) [文庫]

船戸 与一
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

アイヌ民族最後の蜂起を描く超大作の第1巻

18世紀末、蝦夷と呼ばれるアイヌ民族は和人の横暴に喘いでいた。蝦夷地での交易権を松前藩から買い取った商人たちによる苛烈な搾取、問答無用の暴力、日常茶飯に繰り返される女たちへの陵辱。アイヌの怒りと悲しみは沸点に達しようとしていた。北の大地から和人を追い払うための戦いを決意した国後の脇長人ツキノエが、密かに手配した鉄砲300挺。120年前に決起した英雄シャクシャインも、和人に負けない武器を持っていたら、戦いに勝利していたはずだった。鉄砲調達の算段は、択捉で出会ったロシア人船長との間でまとまった。しかし、その裏側には、ロシアの地で祖国奪還のために奔走するポーランド貴族マホウスキの策略があった。ロシアの南下政策を阻止すべく、極東に関心を向けさせるための紛争の創出。300挺の鉄砲がその引き金となるはずだった。
一方、和人のあいだでも、老中・松平定信のもと蝦夷地を直轄地にしようと目論む幕府と、権益を死守しようとする松前藩の思惑が入り乱れていた。それぞれの思いを巻き込んで蝦夷地に渦巻く歴史のうねり。アイヌ民族最後の蜂起「国後・目梨の乱」を壮大なスケールで描きだす超大作。

内容(「BOOK」データベースより)

十八世紀末、蝦夷と呼ばれるアイヌ民族は和人の横暴に喘いでいた。商人による苛烈な搾取、謂れのない蔑みや暴力、女たちへの陵辱…。和人との戦いを決意した国後の脇長人ツキノエは、ロシア人船長に密かに鉄砲三〇〇挺を依頼する。しかし、そこにはポーランド貴族マホウスキの策略があった。祖国を狙うロシアの南下政策を阻止するべく、極東に関心を向けさせるための紛争の創出。一方で、蝦夷地を直轄地にしようと目論む幕府と、権益を死守しようとする松前藩の思惑も入り乱れていた。アイヌ民族最後の蜂起「国後・目梨の乱」を壮大なスケールで描きだす超大作。

登録情報

  • 文庫: 588ページ
  • 出版社: 小学館 (2012/1/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4094086757
  • ISBN-13: 978-4094086751
  • 発売日: 2012/1/7
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (10件のカスタマーレビュー)
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11 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By くま
形式:文庫
昔倭人と呼ばれた人々は、約五百年かけて西日本を統一し、その後約六~七百年かけて北海道と沖縄をのぞく「日本」という国を造った、という言い方も出きるかもしれない。それを「侵略」といっていいものかどうか。島国という事が幸いしたのかもしれないが、西洋と比べて大きな軍事力と軍事力の衝突は起こらず、大きな軍事力に少数民族(この言い方が正しいかどうかも自信がないが)が侵食されるという形で起こった。不公平貿易と差別政策、そして少数民族の日本民族への同化現象(その反対はほとんど起こらない)、これらは現代まで引き継がれた中央の「やり方」である。「なし崩し的な侵略」といってもいいのかもしれない。

18C末、蝦夷地は「日本」に飲み込まれる最終段階に達していた。炎が消えるときの最後の煌(きらめ)き。私は今からその最後の物語を読もうとしている。一人の偏骨日本人が語ったアイヌの英雄譚として。

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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
おもろい 2004/5/28
形式:文庫
おもろい! の一言につきます。
船戸与一は「猛き箱舟」が最高だと思っていたが、それ以上におもしろい。
(上)のプロローグ、そして本文を読んだ後、 エピローグ(下巻に掲載)、イイ。
物語の最後は作者のいつもどおりの終わり方で、それはいまひとつだが、
でもおもしろい。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カク
形式:文庫
北方領土は日本の土地ではない。ロシアの土地でもない。アイヌの土地だった。 この本を読むとそれがよく分かる。 世界の被差別民族の歴史をたどる船戸文学がアイヌの蜂起に目を転じた。 後世に名を残すことのない人間の魂を、追い詰められ行き場のない人間の心を、冷たく描き切る。

混沌としているようで、実は単純な現代日本の政治、社会を照らし合わせながら読むと面白い。

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最近のカスタマーレビュー
映像が目に浮かぶ
きっかけが無いとこの本と出合うことは難しいと思う。私自身、ひとから勧められて手にとった。読み進めるのに体力がいるかもしれない。最近では船戸与一もあまり知られた存在... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: なおみ
斬新な材で読ませるがすこし雑?
... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: 小木大樹
エンターテイメントとしての読書の到達点
本書の舞台は蝦夷地、今で言う北海道です。
松前藩、場所請負商人の収奪にあえぐアイヌたち。
不当な取引、差別的待遇に募る不満・・・... 続きを読む
投稿日: 2009/5/31 投稿者: yoshi
蒼炎の如き文体…そしてあまりに救いようのない結末。これぞ船戸!!
一ページ目からページをめくる手が止まらす、寝食を忘れ一気に読んでしまった唯一の本であり、僕の船戸作品の入り口となった本です。... 続きを読む
投稿日: 2008/10/12 投稿者: ヘビーユーザー
前半は100点しかし最後は30点・・・
さすがに船戸与一、最初から中盤まではあまりの面白さに止まりません。... 続きを読む
投稿日: 2007/4/12 投稿者: shin
船戸、恐るべし。
実はまだ下巻を読んでいる最中ですが、この本はもう圧巻です。今年は、船戸氏の本を一気に15冊ぐらい読んでますが、「猛き箱船」を頂点にやや食傷気味になっていました。と... 続きを読む
投稿日: 2001/12/13 投稿者: 木村 光人
菱の実と鮭
 アイヌ、当時の北海道のことをよく調べて、大河小説をめざしたのだと思うけど、長すぎる。... 続きを読む
投稿日: 2000/12/31 投稿者: 三上かおり
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