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彼女の生への情熱は、他に持っていくべきところがない。外出は寺へ詣でるときのみである。しかも、仏に願っても救われることはない。大いなる鬱屈を抱える道綱母に共感する読者も多いのではないだろうか。人間の普遍的な孤独についての迫力ある描かれ方には、一読の価値がある。
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