蜷川幸雄さんの舞台が好きでよく観に行くので、興味があって手にしました。
残念ながら、関西圏在住のためゴールドシアターの舞台は観た事がないのですが、この本を読んで、俄然観に行きたくなりました。
生きる力、大げさに言えばそういうことを教えてくれるような本でした。
70、80にもなる年齢の人たちが、体力も気力も振り絞って一つのことに打ち込む、夢を追う、その熱気が伝わってきて、「頑張れっ!」という思いと、「頑張らなきゃ!」という思いがフツフツと沸いてきました。
取り上げられているゴールドシアターの方々のエピソードだけでなく、それを支える人たち、応援する人たち、色々な人の思いが丁寧に書かれていて、本の製作者の方々のその温かい視線にも感動しました。
蜷川さんの舞台は、いつも人間に対する優しい視線があって、全ての人に対する尊敬の念が込められていることを感じます。そこにいつも感動するのですが、この本にもその優しさが沢山詰まっていました。
小栗旬や藤原竜也ら若手俳優たちがなぜ蜷川幸雄を慕うのか、その理由も少しは分かるかもしれません。若い方にもお薦めです。