少年チャンピオン連載の「悟空道」終了後に、青年誌のヤングアニマル誌上で連載された作品です。本作は山口貴由先生のファンはもちろん、濃いマンガや個性的なマンガを探してる人には絶対におすすめです。辛口のいしかわじゅん(漫画家・評論家)をして「掃き溜めの鶴」と言わしめた著者の魅力が、この上下巻に凝縮されています。スーパーテクノロジー“神機力”を用いて統治される“神都”という舞台設定が独創的で面白いし、数々のSF的アイデアも秀逸です。ストーリーも非常に濃密。
主人公は“徳川惑星”の支配する神都に一人反旗を翻す蛮勇“由井正雪”。序盤の正雪と石原神都知事とのバトルは燃える。神機力により片腕にレーザー・キャノンを仕込んだ難敵に、ドス一本で立ち向かう正雪!その後もアフロヘアーが爆発?する男や数々の神機力ロボットなど、奇想の敵が次々と襲い掛かる。敵のホログラム分身を“〇”(ここでは伏せます)で見破るヒーローがかつていただろうか。
また他の山口作品とは、かなり違ったタイプの女性キャラが多数出てくるのも特徴で、青年誌連載らしいセクシーな要素もあって楽しめます。様々な面白さの詰まった、近未来SFバトルアクションの決定版!