出版社/著者からの内容紹介
中国本土の貧しい村から、大都会の陰から、危険を冒して密航してくる「人蛇」たち。彼らを手引きする組織「蛇頭」、潜り込む先はバブル崩壊後の歪みを湛えた日本社会の闇。その実態を追う。
内容(「BOOK」データベースより)
たとえば中国大陸の片田舎の村から、彼らは危険を冒してやってくる。「人蛇」と呼ばれる中国人密航者たちは、「蛇頭」の手引きによって海を渡り、社会の闇にその身を隠す。年収何十年分の借金をしてまで、彼らが得ようとするものは何か。ボーダーレス社会といわれる現実の、避けられないもうひとつの形が、そこには垣間見える。改革開放政策、天安門事件、市場経済化の90年代を経て、変貌しつづける中国。バブル経済の根深い歪みを脱しきれない日本。―福建省、ニューヨーク取材も交えながら、密航ビジネスの当事者たちの実態に迫る。