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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
夏休みに新聞にのった何気ない事件の中身,
By
レビュー対象商品: 蛇行する川のほとり (中公文庫) (文庫)
文庫ファンの方お待たせいたしました。遂に登場文庫サイズ。既にコミックサイズ・新書サイズをお持ちの方要注意です。 初回3冊に分けられた話も一冊にまとまってます。 内容構成は3章+終章 登場人物は主に高校生男女6名です。 各章とも一人の少女の主観で語られていきます。 だから行動もどういう考えでその発言をしたのかも心の動きも全部わかります。 なのに次章に移ると判らなくなります。 自分が先ほどまで理解し、心を投影していた彼女は?そもそも理解したと思った事が間違いだったのか? 登場人物達もそれぞれお互いを理解した、している、と思ったのにしらない一面をみせられ迷路にはいります。 それでも理解するために、信じるために、少女達は夏休みを過ごしていき、そして一つの過去との決別をはたします。 そんな少女達にひきづられように少年達もまた過去を見て過去との別れをはたします。 まさに恩田陸さんです。 六番目の小夜子が好きな方には特にお勧め。
16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
素敵な作品です。,
By 小菊 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 蛇行する川のほとり (単行本)
夏のお話しです。夏休みに合宿をする少女達。私は、冬真っ只中にこの作品を読みました。 冬なのに、夏の情景が、夏の匂いが、夏の暑さが、夏の光が ぶわーっと、私に迫ってきました。冬だからこそ、だったのか もしれません。かつて少女だったことのある私はこの作品を、 懐かしい気持ちで読みました。その懐かしむ気持ちと、 夏を思う気持ちが何となく似ていたのかもしれません。 文章や会話のひとつひとつが、丁寧に選ばれた言葉で、丁寧に積み重 ねられています。その積み重ねによって、「少女」が描かれています。 「少女から大人になる一瞬」について書かれた作品をたくさん読んで きたはずなのですが、これ程自然にすんなり自分の中にはいってくる ことは、今までになかったです。少女特有の目線・葛藤・感情・決意、 どれもに静かに納得し、懐かしさを感じました。 ミステリー部分はこれらのことを表現する「手段」に過ぎないような気すら します。 素敵な本です。 本を閉じてなお、作品の香りがほどよくまとわりつきます。
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ぞくぞくする。,
By ひよ (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 蛇行する川のほとり (単行本)
装画からしてとても美しい。そのイメージのまま読める。夏の光にさらされて、ゆるゆるとほどけていく謎。 少女達の痛いほどの絆。それが織り上げる結末。 現実には在り得ないからこそ、憧憬として残る物語。 少しずつ、大切に読みたかったのに、一気にひきつけられてしまった。
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