うーん、残念。
原作もいいし、蜷川先生監督、ってことで、期待したのですが・・。
まず、主役が残念だったなあ。 キャスティングが。 吉高さんの演技とかじゃなく、彼女自体の才能の方向とこのルイって主役がマッチしないっていうか・・ 声とか表情とか着てる服、化粧の仕方、髪、背中の肌の荒れ方・・全然、ルイの持ってる「渇き」「飢え」が想像できない。 一度も寒くなったり、逆に力が湧いたりしませんでした。
あの映像見て、ルイはギャルってことになってるけど、フツーの娘、にしか思えない。 そこそこ幸せ、って感じがして、少し見てて寒くなるような「飢えて渇いてる娘」じゃない。 自殺とかはそんなに考えね〜タイプにみえてしょうがなくて、ルイはもっと違う才能という感じがして、心動かされなかった。 ばん、と明る過ぎる外見とどうしょうもなく死を考えてしまう闇の、陰陽が、足りない気がする。
心荒れてきてお酒を瓶に口付けて飲むシーンも、「全然、荒れてないでしょ。」って感じ。
その後の、ミネラルウォーターを飲むシーンで「しっくり」きたので、そうだよな、って納得しました。
きっと、土屋アンナちゃんくらいのひとしか、この役はこなせなかったでしょう。
魂の偏りかた、かな。才能っていうか。そういうのが、演技とかじゃなくて、ぱっと映っただけで出ないとなぁ。難しいとは思うんですが。
まぁ、男性陣は悪くなかった。 スペシャルゲスト陣は、浮いちゃってた。 また、アマという役の部屋広過ぎ!でした。 それも、心寒くならなかったし、若い人なんかはもっと、しらけるんじゃないかな。 他のレビューでもみたけど、吉高さん、脱ぎ損ですし、映画自体衝撃もなんもなかった。蜷川先生は舞台のひとだなあ、でした。 暇な人は見てみてください。
原作は、「人生に意味が欲しい」ってひとなら納得する作品なので、読んでみて下さい。 わたしは好きです。
ピアスとか刺青とかわかんない世代でも、考え方ひとつで関係無いと思います。